この怖い話は約 2 分で読めます。

606 本当にあった怖い名無し New! 2009/02/08(日) 14:04:23 ID:CWISNAIB0
はじめは揺れの名残で軋んでるんだと思った。
でも、大きな「ごうごう」が遠ざかって、やっと気づく。
目の前の大きな木が軋んでいる。
木が軋んでるだけじゃない、何か、なんかが軋んでる。
「ほれみん。おるだらあ」
得意げな声も耳に入らなかった。
意識を集中させると、木に何か当たる音も聞こえる。
何かいた。
「何ですか、あれ」
「幽霊?」
幽霊なんて言うと途端にきな臭くなった。
でも、そこにいる。
見えないから危機感が薄かったのかもしれない。
逃げる気はまだ起きなかった。そのときは。
「幽霊、何やってんですか?」
間抜けな質問だったと思う。
「うん? こっち来ようとしとるよ。縄切りそうな勢い」
ぷつんと頭の中で何かが切れて、先輩の腕を掴んで走り出した。

607 本当にあった怖い名無し New! 2009/02/08(日) 14:05:12 ID:CWISNAIB0
あっちゃこっちゃ引っかき傷を作りながら道路に出た。
先輩の手から懐中電灯をもぎ取り、散々急かしてやっと帰り道を走り出した。
「やばいんなら言ってくださいよ!」
「やばくないよ。多分」
多分。
「俺の自論ではさ」
立ち漕ぎしながら、先輩は言った。
「首吊り死体はこっち来んじゃんね」
首輪でつながれた犬、なんちゃって。だと。

中途半端で申し訳ない(方言、話、どちらも)。
文章下手ですが懲りずにまたなんか話しに来るかもしれないです。
ところで、実際首吊り死体ってどうなんでしょう?

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