この怖い話は約 3 分で読めます。

のような事を言われて、何か気分がさすがに悪くなっちゃってね、婆ちゃんに聞く気にもなれずに割と放心状態でした。
ガキながらに流石にこれは怖かった。
けど、婆ちゃんが聞きたくもないのにこっちに来てさ、言うんだよね。
また俺の言葉による内容のまとめになっちゃうけど・・・

「その飢饉ではな、いっぱい人が死んだし、自殺もしたし、とにかく楽になりたかったんだ。
天国に行って、のんびりしたかったんだ。
けど、本当はもっと婆ちゃん達みたいにもっと長生きしたかったんだと思う。
だからお前も、ちゃんと食べられる事に感謝して毎日元気にしてなきゃいけない。
嘘もつかずに真面目に生きなきゃダメだぞ。
嘘つきはダメ。
女の人も子供も、その飢饉では沢山死んだんだ」

みたいな事だった。
俺は夜釣りで幽霊らしきのを見たってハッキリ言おうと思ってさ

「海の上に人立ってた」

って言ったんだよね。
二人はこの前みたいにテンパらずに

「やっぱりな・・・」

って言った。
俺は怖くなっちゃってガクガク震えちゃったんだけど、婆ちゃんが

「大丈夫大丈夫、婆ちゃんついてるから・・・」

って言ってくれた。
けど、婆ちゃんは実際、かなり不安そうな顔をしてた。
爺ちゃんはお寺に行ってくるって言って出かけていったんだ。

で、坊さんが来たのはその話を聞いた次の日だったと思う。
いや、思い出した。
次の日だったわ。
初めて俺はその時に襖付近へ行く事を許されたんだけど、荷物群を全部取っ払って何か棚の準備をしたのを手伝わされてさ、ちょっとしたお寺の拝む棚みたいなのを作るのを手伝わされた。
坊さんはあちこちをブツブツ何か言いながら歩いてね、その棚の前に行くとお経を上げ始めて、俺は出て行くように言われた。
襖はたしかにほんの10cmくらい開いてた。
1時間後くらいだったと思う。
坊さんが部屋から出てきて、その間に親戚がみんな集まってて、近所の人も来ていてね。
何かみんなで拝んでまた剣舞見てその日が終わった。
坊さんがさ、俺に言ってきたんだけど

「たぶん、今日はちょっとだけビックリする事が起きるかもしれない。けど、大丈夫だから。たとえそれが起きたとしてもそのままそこにいなさい。もう大丈夫だから何が起きてもその場を離れちゃダメだよ」

って言われたの。
俺は素直に

「ハイ」

って答えました。
夜釣りも行く気になれなかった。
その後に坊さんは伯父さんや爺ちゃんに話してた。
伯父さんが坊さんに

「大丈夫なんでしょうか。アイツは大丈夫なんでしょうか。心配です」

みたいな事を言っていたんだけど、坊さんは

「大丈夫、その場を離れなければ」

って言ってた。
案の定、爺ちゃんや伯父さんに俺は念押しされて、坊さんからの言付けを必ず守るようにって言われた。
その後は普通に飯食って、楽しく花火をして、夏を満喫したんだよ。
まぁ怖かったから無理やり花火やって、楽しもうとしてたんだけどね。
忘れたかった。

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bronco

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