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882 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/18(水) 15:07:38.51 ID:XM/i329X0.net
夢の中で青い着物の幽霊が俺の真横で正座して座ってる。
こんな間近に来る事なんてなかったのに…
そしてにたぁと笑った後俺の首を絞め始めた。
体が動かないし夢の中なのに苦しい
「>?wsdaweww」
と何を言ってるのかわからない声で俺の首を絞める女
振りほどけないし早く終われ夢!と祈っても目が覚めない
しかし、なぜか急に女の首を絞める力が弱まり息苦しく無くなった
「ぎゃぎゃぎゃぁ!」と着物の女が目の前で悶え始めた。
よく見ると着物の女の体に矢みたいなものが刺さってた
苦しみながら徐々に消えていく着物の女。
そして目の前に現れたのはどこかで見た事のある女の子だった。
よく見ると枕元に置いた小説の主人公の女の子、鷲尾須美だった。
着物の女が消えたのを確認すると俺の所まですたすた歩いてきて
笑顔で微笑んだ
883 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/18(水) 15:08:15.88 ID:XM/i329X0.net
うっすらとその子も消えかかっていて、その最中に俺の頭にそっと手を載せて
「遅くなってごめんなさい…後この本は…燃やしてください…」
と一言言い残し消えた。
起きると相変わらず汗でびっしょり。
まだ朝の3時だったのでもう一度着替えて寝ることにした。
小説の表紙を改めて見直し、効果があった!と喜んだ
こんなことってあるんだなぁ…と
再び眠りについたらかなしばりにはまったく会わずぐっすりと眠れた
おかげさまで講義に遅れる始末。
後日友達に改めて礼をいった。
「へえ、本当に効果あるんだなぁ…」
とてきとーに答える友達だったが俺はひたすら礼を言い続けた。
もともとはまった小説だし、今後もお守りとして枕元におこうと思った。
夢の中で須美の「燃やしてください」の言葉を忘れて…
884 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/18(水) 15:10:52.26 ID:XM/i329X0.net
1週間くらいたって大学のコンパに参加した。
酔っ払って家に帰りそのまま布団に寝そべり寝ようとした。
そして1週間ぶりに感じる嫌な感覚
再び金縛りに襲われてしまったのだった。
夢の中で「なんで!?」と叫んでいた。
須美が助けてくれたはずなのに!?と
しかしそこに現れたのは着物の女ではなく
1週間前に俺を助けてくれた鷲尾須美だった。
しかしあのときの笑顔は無く、青白い表情で目が真っ黒。
依然俺に付きまとった着物の女と同じ雰囲気だった。
無言で俺の上にまたがり首を絞めようとしてくる…
体が動かずにどうしようもなく、再び苦しみ悶えるが
首を絞めながら須美が涙を流してた。
そして小さい声でぼそっと
「早く…本燃やして…じゃないと」
と喋った直後目が覚めた。