Categories: 洒落怖

厭な家

この怖い話は約 3 分で読めます。

流れ読まずにぶったぎってごめん。
幽霊もちゃんと出てこないのに微妙に長いし、スルーしてもらって一向に構わない。
ずっと書き込むかどうか悩んでたんだけど、個人的に本当に洒落にならなかったので誰かに聞いて欲しかった。

時期はうろ覚えだけれども確か自分が小学5年生くらいの頃、2階建てのそこそこ綺麗なアパートに引っ越した。
そのアパートの隣には借家の一軒家がたっていて、道を挟んで向かいにある大家がどちらも管理しているようなところ。

その借家の方には私よりひとつ上の学年の先輩が住んでいて、家も近いこともあってよく部屋に遊びに行かせてもらってた。
どうやらその部屋では心霊写真や不思議な動画がよく撮れるらしく、たまに携帯(当時はまだガラケーね)で見せてもらったりして楽しんでた。

怖い話や心霊特番が大好きだった私は喜んで見てたんだけど、写っているものは白っぽいオーブ?のような物体が部屋の中を横切ったりしているだけで、不謹慎ながらもあんまり面白くないなあと思っていたのは覚えてる。
428 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/17(水) 12:51:00.07 ID:0FE695Aw0.net[2/7]
引っ越してしばらく経ち、私が6年生になったくらいの頃から、なぜか私の両親が件の一軒家をしきりに羨ましがるようになった。
失礼だけど見た目もボロボロだし、なにより先輩一家が現在進行形で住んでいるわけだし、なんでそんな事を言うのかわからなかったんだけど、両親はことあるごとに「家賃がアパートと変わらないならあっちがいい」だの「引っ越したりしてくれないかしら」だのと言っていた。
その時は、ただ純粋に一軒家が羨ましいんだろうなあくらいにとらえていたんだけれども、今思えばそんな発言をすること自体ちょっと妙っちゃ妙。

アパートで暮らし始めてしばらくして、確か自分が中学2年生くらいの頃、先輩一家が夜逃げ同然に突然いなくなった。
(特定されちゃうと怖いので詳細は察してください。すまぬ。ただしばらく警察が行ったり来たりしてた)

私の両親は、これ幸いと隣の一軒家に引っ越す話を大家と進めていった。
先輩が急にいなくなってしまったショックもあるうちに、しかもその人がいた家に移り住むなんてそりゃ嫌だったんだけど、たかが中学生が親に逆らえるわけもなくあれよあれよと言う間に引っ越しは決まってしまった。

しかも、自分に宛がわれたのは例の先輩が使っていたまさにその部屋。
嫌だ嫌だと思いながらも暮らし始めれば慣れてしまうもので、私は高校生になるまでその部屋でずっと生活してたんだ。
429 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/17(水) 12:53:15.08 ID:0FE695Aw0.net[3/7]
ごめんageちゃったorz

予想通りというかなんというか、その家では色んな経験をさせてもらいました。直接幽霊を見るようなことはなかったので考えすぎだと言われてしまえばそれまでなんだけど。

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bronco

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