Categories: 洒落怖

秋のある日

この怖い話は約 3 分で読めます。

520 英一郎 秋のある日4sage New! 2007/11/11(日) 23:14:13 ID:lnbUaAoAO
僕が焼肉の準備をしている間、アッシーは携帯ゲーム機に脳年齢計るソフトを入れてやっていたが「これって嘘っぱちだよね」っと終始僕に話し掛けてきた。半年位前に買って未だに年齢が毎回30歳前後らしい。
言っておくが年齢は僕と一緒だ。正直「脳のシワが少ないのかな?」と遠回しに馬鹿にしてやれたけど「僕も前やった時、40歳くらいだったよ」っと、やったこともないのに嘘をついてアッシーをフォローしといた。その時の僕の心境『知らない方が幸せな事ってあるよな・・・・』
そんなこんなで明らかに温度差のある僕ら二人は、仲良く肉を取り合った。酒もあったがとりあえず洞窟探索まで平常心でいたかったので、飲まずに肉を食べることに集中した。
アッシーは、僕が食べたくて買ったきたツマミを隠れてチビチビ食べていた。(ツマミが無くなっていたのに気が付いたのは帰りの車の中)

521 英一郎 秋のある日5sage New! 2007/11/11(日) 23:17:57 ID:lnbUaAoAO
そして薄ら寒くなった十時頃、「洞窟行きまっしょい!」とアッシーが背伸びしながら嬉しそうにこっちを見てきた。「そうだね。行こうか。」それ以外答えようがない。「で、ライトとかは?」不敵な笑いを浮かべる
アッシー「フフフ。この前100均で物凄く明るく光る電球を使用してるらしいライトを買って、そのままで車に置いて在るんだ。ちょっと待ってて!」
本当に用意周到だと思った。が、なかなか車から出てこない。しょうがないのでアッシーを呼びにいった。「どうかした?」引きつった笑顔で携帯をしまうアッシー「ライトは在るんだ。でもね・・・電池が無い」
アッシーの事を準備が良いと思った自分が情けなかった。ただ、本当に準備はしていたらしく電池も置いてはずなのだが、置いていた場所を探しても見つからない。なので母親に連絡してみたら、先週テレビのリモコンに使うため家に持ち帰ったらしい。
家庭の事で口を挟むつもりは無いが、行動の結果迷惑しているのが僕だと気が付いて欲しかった。が、そんな事思っていても仕方ないので鞄に入れていたMDの予備電池をアッシーに差し出した。
「おぉ!ありがとう!」アッシーの感謝の気持ちは有り難いが、プライベートで一緒に行動してこんな疲れる人だとは思わなかった。
やっと洞窟に入る準備が整った。その時すでに、いくつもの試練を乗り越えてきた初代ライダーみたいな気分だった。で、洞窟前まで場面は移る。

522 英一郎 秋のある日6sage New! 2007/11/11(日) 23:19:18 ID:lnbUaAoAO
案内された洞窟の入り口には一昔前のダッチワイフの様な人形が立て掛けられ、彼女が看板を掲げていた。
[↑公衆便所by チ〇コジャンボ]
「何の看板だよ!!」大学では、おしとやかキャラを演じていたのに思わずそんな事口走ってしまった。ただByの後の空間が少し空いてる。気になったので近づいてライトを当ててみた。
[↑公衆便所byパチンコジャンボ]
「誰の悪戯だよ!!」またやってしまった。明らかに故意に、パ、の部分が削られていた。ただ削った奴が馬鹿なのか、パ、の形をそのままそっくり削ったみたいで彫った跡ですぐに、パ、だとわかった。

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