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248 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/07/24(木) 16:35:46 ID:AD+P3kx80
んで、客はもういなかったから4階の廊下でシーツとかAと2人でまとめてたら、
その閉まらずの部屋のほうから突然、「出してくれええ!!」って男の野太い声が聞こえたんだ。
Aと顔を見合わせて、Aが「逃げるぞ!」って言った瞬間脱兎のごとく逃げ出したよ。
2階で仕事してた「入るな」の説明をしてくれた先輩にそのことを話すと、
ウンザリした顔で一緒に開けに行こうって言ってくれた。
大の男2人が女に連れられて部屋のドアを開けにいったんだが、もう体裁なんて気にしていられなかった。
自分たち以外人のいないとこからあんな声が出て本当に脂汗かいてたし、
泣いて許されるんだったら家に帰りたかったけど。
話によると、その部屋で持病の発作を起こして死んだ人がいるらしかった。
たまたま薬を持った人が小用で出てるときにそれが起こってしまって、ドアの前で絶命していたらしい。
それ以来、ときたま弱弱しくドアを叩く音が聞こえる現象が続いたらしくて、
もちろんその部屋は使用禁止+お祓いってことになったんだけど、結局消えなかったんだって。
けど、そのドア開けっ放しにしておくとその音はなくなるらしい。
その部屋の玄関口で倒れた霊がときたま出るから、なんだってさ。
もちろん俺とAは一端引き止められたものの結局バイトは辞めてしまった。
今でもその旅館は普通に営業してるけど、お札とかなくてもそういうのには気をつけなきゃいけないと本気で思ったよ。
長文+稚拙な表現ですまんかった。
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