Categories: 洒落怖

縄張り

この怖い話は約 1 分で読めます。

そこには確かに居た。女の青白い無表情の顔が。
数秒それは空中に浮いていたかと思うと、TVの砂嵐に紛れるように暗闇に溶け、無くなった。

「たぶんあいつの縄張りに入ったから追い出しに来たんやろ…かなりヤバいで、あれ。」
彼女が後で教えてくれた。
ちなみにその劇場の裏は墓地らしいけど、怖くてあれから二度と行ってませんし、その彼女と別れてからは一切そういう体験も無くなりましたから、もう俺には見えないんだろうな。

長文失礼しました。アンカーもつけずに申し訳ない。

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bronco

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bronco

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