Categories: 洒落怖

手首

この怖い話は約 1 分で読めます。

俺は耐え切れなくなり、「何なんだよ!」と言いながら後ろを振り向いた。
かなり強い口調で言ったのだが、女の人は全く動じずうつむいたまままだ笑っている。
その時、やっとエレベーターが1階に到着しドアが開いた。
俺は助かったと思い、早足に外へ出ようとすると、女の人が俺の去り際にこんどは
こう呟いた。
「私の左手見たよね?これで終わりだと思う?」と。

何か思わせぶりだったが、あれから3ヶ月、特に俺におかしな事は起きていない。
ただ、あれ以来あの地下道は通っていない。
二度と通る事は無いだろう。
そもそもあの女の人が人だったのか、それとも「それ以外」だったのかすらわからないが…

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bronco

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bronco

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