Categories: 洒落怖

猿夢を見た

この怖い話は約 2 分で読めます。

まだ全部つぶれていないのに車掌さんがやってきて、頭を持ち上げるとぽんと窓の外に放り投げた
頭は捨てられたのに意識はまだなぜか車内にあって、つぶされた胴体の上から窓の外を見ていた
頭を放り投げた車掌さんは潰された胴体を持ち上げると、一つながりになっているそれをずるずると窓の外に捨てた
これでようやく終わったなと地面に落ちるまでの間、走る長い電車を見ながら思った

287 3/3 sage New! 2009/05/15(金) 00:09:15 ID:+3wuzTW40
地面に落ちるまで結構時間がかかったんだけど、なかなか電車は途切れることがなかった
ようやく電車が終わったのと地面に落ちるのは同じくらいだった
走り去る電車の最後の窓に車掌さんの後ろ姿が見えた
転がったまま、先に捨てられた頭を探しにいかなきゃな、と思ったんだけど身体がつぶれているから動かなかった
痛みはその時にはもうなかった
なんの変化もないままずっと森を見続けているとやがて眼が覚めた

目が覚めた後もまだ身体はあの森の中にあるんだと思った
つまり目が覚めた状態の自分は頭の方だと認知していた
だから、探しにいかなければいけないんだと寝ぼけ眼で窓を開けて外に出ようとして思いなおした
自分の部屋は2階だった
風が冷たく、それで目が覚めなければそのまま落ちていたとおもう

そんな猿夢だった

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