Categories: 洒落怖

後遺症あり

この怖い話は約 2 分で読めます。

その瞬間、出ていた尿まで止まってしまい走って戻ったのは今でも忘れない。多分、壮絶な表情をしていたんだとと思う

幸い、トラックを小ホールの前に停めていたので片付けは楽だった。
最後にゴミを積んで助手席に置いたホールの鍵をとろうとした時、見えてしまった。
助手席のガラスに映った、赤いドレスのような服を着た親子が二人でこっちを見ている。
もう一人は小さい男の子がみえた
よく幽霊を見た時のリアクションとして漫画やドラマでぎゃあ!とかうわぁーみたいに叫んだりするのがあるが、あれは嘘だと思った瞬間でもあった。

その時凍りついてしまった、ガラスに映る親子の姿、よく考えたら葬儀場に来る一般の人は喪服の黒色意外有り得ないのに、そこに映った親子は赤いドレスに子供は帽子をかぶっている。自分の後ろにいるのは、もうこの世のものではないと気付いた。
俺はホールの鍵も閉めずに助手席からそのまま運転席に移り、左側をみないように車を発進した。
その時も、間違いなく俺の左側にいた。5メートルぐらいの距離に。

最低だが、鍵を閉めずにそのまま本社まで逃げる様に車で帰った

723 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/16(火) 03:08:07.23 ID:hoSS292nO
後日談だが、営業から聞いた話によるとその時Bホールで行われた葬儀はどうやら密葬だったらしい。
一家心中と当時の新聞にも小さく載っていた。
その霊を見てからというもの、俺は片方の耳が聞こえなくなってしまった。
終わりです

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