Categories: 洒落怖

祖父母の家

この怖い話は約 3 分で読めます。

3.上司が高校生の頃、祖父が18日に亡くなった(月は確かに聞いたんだが失念)
それから1年後の18日に祖母も亡くなった
病気も何もせず、ただ、歳だからか急にぽっくり逝ったという
上司は、祖父がが亡くなってからというものの
祖母が口癖のように言っていた事が今でも耳から離れないと嘆いていた
曰く「○月18日にお迎えが来る」

304 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/10/02(日) 12:39:02.11 ID:fFJVsuXm0

ある日の祖父母の家にいた日のこと、その日はとても天気が悪く
小樽の海は真っ黒、更に天気が悪いから曇っていて家の中まで真っ暗
ザザーンザザーンという波打の音がなんとも恐ろしい
が、恐ろしいのはやはりこの家に出る、人型の白い煙のようなもやもや
――――ほぅら、また聞こえてきたよ
そう、何か40kg以上のモノが載り歩いているようなギシギシっという音が、階段と廊下から聞こえる
件の白いもやもやが出る前兆だという
そしてふすまの扉からにじみ出るようにぼぅっと白い人型のもやもやが現れた
家中が真っ暗な所にハッキリとしたコントラストの白いもやもや
家の外からはザザーンザザーンという波打の音
雰囲気が超恐ろしかったという
因みにもやもやは上司の側に来てそのまま足元から煙にようにフワッと消えたという
その話を祖父母にした所、返ってきた答えが
「ネズミだろ」
それに対し上司は「40kgぐらいの重さの、人型の白いもやもやのネズミがいて堪るか」と言ったそうだ

その話をしてから上司はこう言った
「その日その時初めてもやもやをじっくり見たけど、両腕だけがえらい長かったんだよね
人間の霊とかじゃないと思うんだけど、どう思う?」

あと白いもやもやの他に「キャッキャッ」とか「もーいいーかーい」とかの子供の声だけが聞こえるのもあったが
それも祖父母はネズミだろと言っていたそうだ
子供の声を出すネズミがいて堪るかと上司は突っ込んでいたそうだ

306 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/10/02(日) 12:44:20.35 ID:fFJVsuXm0
祖父母が亡くなり、件の家を手放す事になった
元々貸家なんだが、地元じゃ有名なお化け屋敷
なので、形だけでもお祓いしなければ不動産屋が取ってくれないとのこと
そこで霊能力者にお祓いを頼む事にした
霊能力者は快諾してくれたようだが、いざ来て貰うと顔が青く汗が止まらない様子
大丈夫かと聞けば、堰を切ったように「私では出来ません、私では出来ません」と仰る
何故だと聞いても「私では出来ません」の一点張りだったそうだ

上司は「その後、家はどうなったかは知らないけど4年前見に行ったらまだあった
でも、家に人が住んでる気配はなかった、そろそろ壊されてると思うけど
壊したら壊したでなんか祟りありそうだよね」

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