Categories: 洒落怖

盗難

この怖い話は約 2 分で読めます。

街頭も少ない真っ暗な路地
ここに自転車を止めているんだ、待っててくれとMさん
次の瞬間「うわああああああああああああああ!!!!!」とMさんの叫び声が・・・・
走って向かうと俺にもすぐその意味が分かった

水色の鮮やかなビアンキの自転車のサドルの上に
MさんのiPhoneがぽつんと置かれていた
俺たちは見つかってよかったなんていう気持ちが沸くはずもなくただ呆然と立ち尽くすしかなかった
で、ようやく落ち着きを取り戻して本体を調べると間違いなくMさんの物である事が分かってくる

ただし、カメラロールに新しい写真が10分程前に何枚か追加されてた
Mさんの自転車をいろんな角度から撮影したものだった
以上、失礼しました。でも、全部事実です。

Page: 1 2

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

迷い

霊とかとは全然関係ない話なんだ…

4年 ago

血雪

全国的にずいぶん雪がふったね。…

4年 ago

母親の影

私が小6の時の夏休み、薄暗い明…

4年 ago

閉じ込められる

彼はエレベーターの管理、修理を…

4年 ago

彼女からの電話

もう4年くらい経つのかな・・・…

4年 ago

テープレコーダー

ある男が一人で登山に出かけたま…

4年 ago