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しかし、ドアの向こうの女は何の前触れもなく視界からフッと消えて、音も聞こえなくなった。
なぜかその時、自分の命が助かったんだという妙な実感?が湧いて、ドアを開けることができた。
女が立っていたはずの場所には何もなかった。念のため1階のポストの中身も確認したが、チラシ一つ入ってはいなかった。
これまで来客自体が皆無といっていい部屋だったのだが、この日の来客だけは明らかにマトモな人間ではなかったと確信している。
全開にされた郵便受けとの因果関係は分からない。やはりあれは幽霊か何かだったのだろうか。
今も、1階の郵便受けを見るたびに自分のところだけ開いているのを思い出し、ヒヤヒヤしている。
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