Categories: 洒落怖

来客

この怖い話は約 1 分で読めます。

しかし、ドアの向こうの女は何の前触れもなく視界からフッと消えて、音も聞こえなくなった。
なぜかその時、自分の命が助かったんだという妙な実感?が湧いて、ドアを開けることができた。
女が立っていたはずの場所には何もなかった。念のため1階のポストの中身も確認したが、チラシ一つ入ってはいなかった。

これまで来客自体が皆無といっていい部屋だったのだが、この日の来客だけは明らかにマトモな人間ではなかったと確信している。
全開にされた郵便受けとの因果関係は分からない。やはりあれは幽霊か何かだったのだろうか。
今も、1階の郵便受けを見るたびに自分のところだけ開いているのを思い出し、ヒヤヒヤしている。

Page: 1 2

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

迷い

霊とかとは全然関係ない話なんだ…

6年 ago

血雪

全国的にずいぶん雪がふったね。…

6年 ago

母親の影

私が小6の時の夏休み、薄暗い明…

6年 ago

閉じ込められる

彼はエレベーターの管理、修理を…

6年 ago

彼女からの電話

もう4年くらい経つのかな・・・…

6年 ago

テープレコーダー

ある男が一人で登山に出かけたま…

6年 ago