Categories: 洒落怖

地獄の団地

この怖い話は約 3 分で読めます。

442 1/3 sage New! 2011/09/13(火) 03:13:46.39 ID:dK8qJhiy0
伊集院光が昔アルバイトしてたスーパーがある団地での話。

今から十数年前のことになるが当時小学校低学年だった俺は友達数人と団地内で遊んでいた。
缶蹴りだったか、ドロケイだったかなんだか詳細は忘れたが、まあそんなことして遊んでいたんだよ。
そうして遊んでいたら俺たちの方に向かって一人の婆さんがとぼとぼ歩いて近づいてきた。
そして唐突に俺らに話しかけてくる。
「あなた達、楽しそうねぇ。おうちは近いのかしら?私お散歩してたらおうちがわからなくなっちゃったの。
 あなた達、私のおうちどこだか知らないかしら?」

完全にボケ老人だった、俺は糞ガキで遊びに夢中だったしあんまり関わりたくなかったので「いやあ、知らな
いっすねえ。ゆっくり思い出せば意外といけるんじゃないっすか?」 とか言ってスルー決め込もうとしたら
親が宗教やってて純真で親切なK君が「俺たちで、このおばあちゃんの家探してやろうぜ!だってこの団地
に住んでる人間はみんな仲間じゃんか!」とか言い出して、結局俺らはその婆さんの家探しを手伝う羽目になった。

とりあえず団地内を歩いてるおばちゃんとかに、この婆さんの家がどこだか知らないか聞いて回ってみた。
そうしたら意外にも、婆さんの身元をしってるおばさんにはすぐぶつかった。
「あら、○○さんのところのおばあさんじゃない。○○さんの家なら×号棟の■階よ。でも今の時間だと息子さん
 仕事で留守じゃないかしら?○○さんのおじいちゃんが亡くなってから息子さんと二人暮らしのはずだから。
 多分誰も居ないはずよ。」

そのおばさんに案内されて婆さんの家まで行ってみたが案の定留守で鍵がかかってた。
おばさんが、婆さんに鍵持ってないの?とか聞いていたが婆さんは「私のおうちの鍵はお父さんがもっていますよ。」
とかアルツな返答するばかりで要領を得ない。

親が宗教やってるK君の家も同じ×号棟だったので、K君が母親呼んできた。
で、寒いし、婆さんを外でほっぽらかしにしておけないと言うことで、婆さんの家に張り紙をして、婆さんの息子が帰ってくるまで
K君の家で預かることにした、おばさんは帰った。

443 2/3 sage New! 2011/09/13(火) 03:15:08.98 ID:dK8qJhiy0
夕焼けチャイムが鳴るまで時間があったので俺たちはそのまま婆さんごとK君の家で遊ぶことにした。
K君の家は親が宗教やってるくせに、メガドライブが置いてあって俺らは「おそ松くん」とか「マジカルたるルートくん」とか糞ゲーを
小学生なりに楽しんでいた。
しかし、糞ゲーしていたらなんか糞臭い。
その場にいたFが、「おいK、おそ松君が糞ゲーすぎて、本当に糞の臭いしてきたぞ!」とか言い出してKが切れて。
「はぁ!?おそ松君は糞ゲーじゃねーよ!お前がファミコンしか持ってないからっていちゃもんつけんなら家でファミコンやってろよ!(ママ)」
とか言い返すが確かに糞くさい、まあ真相は婆さんが漏らしてたわけですが、そっしてここからが地獄の始まり。

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