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そんな話を聞いた体験者もボーイとメイドを雇っていたそうだが、ある日半分冗談めかして、自分の家に務めていたインドネシア人メイドに
「実はこの間トアン(旦那)が夜中に大声を上げたのは、家の天井の隅にも女の子が出たからなんだよ」と言ってみたそうだ
そうしたらそのメイドはあろうことか「あぁ、やっぱりそうなんですか」と頷いたそうだ
260 3/3 sage 2011/11/21(月) 22:56:09.25 ID:GQOwCyFW0
ゴメン収まらなかったから3つに分けて書く
「やっぱり」って何だ、と体験者が問うと、メイドはこんな話をしたそうだ
「以前、この家の夜警だったという青年から、客室で二度ほど女の子の顔を見たって聞きました。
以前出入りしていたペンキ屋も同じ顔を見たそうですよ。しかも、その女の子の顔はのっぺらぼうなんだそうです。
だから私もすぐやめて帰ったほうがいいって言われてるんですけど、私は生きるために働かなきゃなりませんから」
数日後、その家に務めていたインドネシア人ボーイが「事情があって退職したい」と言い出した
もはや何があってどういう事情で辞めるつもりなのか、問い返す気にもなれなかったそうだ
しかしそのメイドだけは、体験者の帰国の日まで「この家には子供がいますよ」と笑いながら働き続けたそうだ
周りが牧歌的で昔ながらの怪談であったがために、何だか異様に不気味な話に見えた怪談
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