この怖い話は約 3 分で読めます。
私が「kさん、これってなんの・・・」
と言うなりkさんが
「ああ、いらうないらうな!(触るな触るな)」
と邪険にジェスチャーでしっ!しっ!と出て行くことを促します。
本家ではありますが余所者である私はそこにいても何の役にも立たない。
分かってはいますが腑には落ちません。
あとでめちゃくちゃしつこく訊いてやろうとか思いながら、蔵を後にしました。
185 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 22:35:42.64 ID:esePTveOO
結局オイルいれすぎだったんだがそこに冷却水がもれて混入してた
しかも冷却水が空
で一応オイル交換して冷却水もサービスして入れて貰って
まぁ当分は走れるだろうと運転してたら
ガチャンって音がしてエンスト
えー...ってなったね
で車屋のおっちゃん呼んだらオイルいれすぎのまま無理に運転しすぎってことでエンジンぶっこわれてた
で結局買い替えよ
いてーよまじ金
しかも壊れたほうなんて中古とはいえ1ヶ月ものってないし
186 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 22:44:29.04 ID:VuRaxvaEO
出した荷物も積み終わる頃には日が高くまできており、一行はyさん宅で昼を取るとのこと。
「nくんの分もあるから安心しぃな」
私の顔色をうかがってくれたのか優しい言葉にいやしくも同行することにした。
軽トラの荷台に乗り込み、ガタガタの山道を先ほどのkさんと揺られていた。
「nなぁ・・あれはまた後でゆっくり話しをばするから待ちよ・・・
とりあえずあいつらとも相談せないかんからのぉ」
と目配せをした。
視線の先には先頭を走るyさんや親戚の人。
ふるさとと言えど知らない土地で見知らぬ親戚を名乗る人々、本当に親戚か?
(ここはなんてヒナミ○ワか・・・)
そう思った、本当に思った。
そんなくだらない勘ぐりをしていたら早くもyさん宅に到着。
荷降ろしは後回しにしようと言うことで、冷たい麦茶とひやむぎをいただいた。
耳をつんざく蝉の声をBGMに縁側でへたり込んでいると、kさんがスイカを持ってこちらにきた。
「食いなぁ・・・」
礼も早々によく冷えたスイカに舌鼓を打つ。
スイカのタネをマシンガンのように飛ばしながらkさんがおもむろに語りはじめた・・・・
193 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 23:31:35.66 ID:VuRaxvaEO
「あれはなぁ・・・カルテよ、カルテ」
「は?・・え?」
眼前の景色や人からは不釣り合いな単語に困惑した。
「いやぁ、おまん本当になんにも聞いとらんのか!」
「はい・・」
なんだか情けないような不甲斐ないような。
いやしかし、合点がいかない。字や書物の痛みを見るに相当古いのは違いない。その時代にカルテ?
私は素直にその疑問をぶつけた。kさんの方言まじりの言葉を要約するとこうだった。