Categories: 洒落怖

久しぶりの登場

この怖い話は約 2 分で読めます。

少しすると、突然胸に激痛が走った。
女がすごい力で力で俺の脇腹より少し上の辺りを圧迫してきた。
5本の指が胸を圧迫する感覚は驚く程にリアルで痛みよりもそっちの方が気味悪かった。
圧迫する力はどんどん増していき、正直体が潰れるかと思った。
俺は抵抗出来ないまま女を見続け、圧迫に耐えることしか出来なかった。

628 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/15(日) 19:01:08.21 ID:qA0zF+hn0
どれくらいの時間が経ったのか分からないけど、突然目の前から女が消えた(消えた瞬間は記憶にないけど)。
ただ意識がはっきりとした時には既に女は消えていた。
体が動くようになると反射的にケータイを投げた。
(そのあと直ぐに拾って、眠いから寝たww)

あの体験が妙にリアルだったのは蛍光灯の明かりのせいかも知れない。
あの時はうたた寝ということもあって、部屋の電気はつけたままだったんだ。
あの女に襲われてる時も蛍光灯はしっかりと俺たちを照らしてた。
幽霊のようなモノは暗闇で現れると勝手に決め付けていただけなんだけどさ。

翌日は確か日曜日だったと思う。
家族に笑い話として前夜の体験を話した。
「お前のとこにも出たんか」と親父が笑いながらそう言った。
父の話を聞いてみるとどうやらあいつが出たのは俺が初めてでは無かったらしい。
俺が幼稚園に上がる前のマンションに住み始めた頃に、白い服の女がよく親父の枕元に現れては布団の周りをぐるぐる歩きまわってたらしい。
ここで冒頭のポスター裏のお札に話しが戻るんだが、それが原因で親父は寺だかなんだかでお札を数枚貰ってきて家具やポスターの裏に貼っていたとのこと。
それ以来ずっと出てなかったらしいんだが、どういう訳か俺のところに出たという感じ。

その後は全く出てこないし、個人的には夢だったと信じてる。
怖くないものダラダラ書いてスマン。

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