Categories: 洒落怖

KIMODAMESHI

この怖い話は約 2 分で読めます。

628 本当にあった怖い名無し sage 2010/06/26(土) 12:11:23 ID:LOCuYBzX0
ジョンは父親のリボルバーを持ち、弾倉に弾丸を込める真似をしてカシャっと弾倉を戻し、弾倉の横を弾いて”カララララ”と音を鳴らせた。
そして、無言でカチャリと引鉄を引いた。撃鉄が空の弾倉に勢いよく叩きつけら”カチャ”っと音がした。
その男が何をしていたのかはもう聞くまでもなかった。

空砲だったんじゃね?とジョンに聞いたが、マグライトで照らしていた時、弾丸を込めるのが見え、その銃口がこちらに向けられたので叫んだ、らしい。
もしかしたら、空砲だったかもしれない、俺達を狙っていなかったかもしれない。
だが、もし本当に銃弾を込めていて、俺達を狙って引鉄を引いていたとしたら・・・
ジョンは一言呟いた。
「車を走らせ出したとき、あの家から銃声が鳴ったの気付いたか?」
それから二度とその廃墟?に近づくことはしなかった。

日本文化を堪能してもらうつもりがとんだ肝試しとなってしまった。

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