Categories: 洒落怖

勧誘

この怖い話は約 3 分で読めます。

えーと、初めて書かせてもらいます。

自己紹介から始めると、30代前半の未来に絶望している派遣社員です。
東京にずっと住んでます。独身で、両親は死んでだいぶたちます。。妹と弟がいますがもう既に離れて暮らしてます。

奇妙なのか分からないですが、僕の知り合いにお祓いの仕事をしている人がいる。知り合いというか、最寄り駅の近くの立ち飲みで出会ったおばさん。

それが今から数えて7年前ぐらいかなと思う。

引越し立ての頃で、仕事帰りに一緒に飲む友達がいなくて、気軽に入れそうな立ち飲み屋で飲むようになったのがきっかけ。で、そのおばさん俺を見るなり「ギャーッ」って叫び始めた。

実を言うと、結構慣れっこで、よく知らない人から叫ばれます。叫ぶならいいんだけど、「あの人、怖いんです。捕まえてください。」って通報されたこともあった。

なんで、「またかよ…」みたいな気持ちで無視してた。けど、そのおばさんは今までの人と違って話しかけてきた。「どこからきた?」「仕事はなにしてる?」「両親はなにしている?」なんて、まるで尋問のように矢継ぎ早に質問された。

まぁ、こんなおばさんの友達も良いかと思って、質問に答えていた。それからしばらくして、そのおばさんが「今度、あたしの店に来い!」って言いながらお店のカード?みたいなものを渡された。

まぁ、興味ないし、凄い上から目線で話されてムカツイていたから、直ぐ様、そのカードは捨てた。

9 2-7 sage 2010/06/12(土) 09:49:45 ID:IPjkUC9n0
ところが、その後日、その立ち飲み屋でまた会ってしまい、その時は無理やり店に連れてかれた。というのも、おばさん以外に痩せたおじさんと若い女がいて、ちょっと逃げれなかった。

ちなみにおばさんは「トキコさん」、若い女は「ケイちゃん」、おじさんは「ヤスオさん」ていう。

「絶対、宗教の勧誘だよなぁ…」そう思いながら、その3人の後ろに付いていった。
店に行くまで、誰も喋らないもんだから、ケイちゃんに話しかけてみたら、「ヒィぃいー。」とかいって、会話ができなかった。
それからヤスオさんに、「ごめんな、君が怖いんだ。」なんて言われたから、なんか凄い悲しかったの覚えている。

で、店に着いた訳だが、だたの占いの館だった。宗教の勧誘じゃなさそうだなと思い、「占いでもしてくれんのかな」と期待していた。

で、店に着くなりトキコさんが、

「あんた、私たちと仕事しないか?」

って言われた。

10 3-7 sage 2010/06/12(土) 09:55:18 ID:IPjkUC9n0
「はぁ?」と言いながら聞いていたら、なんでもその3人はお祓いを仕事にしているらしく、僕に付いてきて欲しいと言われた。

その当時は一応、ある会社の社員だったので、「仕事あるんで、無理ですよ。」と断った。でもそのおばさんは引き下がらず、

「土日のバイトだと思ってやってくれないか?」

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