Categories: 洒落怖

この怖い話は約 3 分で読めます。

疲れと酔いですぐに私は眠っていました
何時間位寝ていたのでしょう
腕がズキッ ズキッ とするのとなにかブツブツと声がするので目が覚めました
寝ぼけながら状況を把握しようとしていると

・・・・い・・・・ない・・・・まない・・・・・・

・・・・ない・・・・・かま・・・・・い・・・・・かまない・・・・・

噛まない?
その瞬間腕がまたズキッとしました。
めが覚めつつあったので痛みがしっかりと伝わってきました
ただ暗いのでよくわからない
痛む腕とは逆で電気のひもを引っ張りました

豆電球の薄暗い光の中に
私の腕をカッターで刻むkの姿がみえました

かまない・・・・・かまない・・・・かまない・・・・・・

完全にうつろな目をしたkに私はただならぬ恐怖を覚え「逃げろ!逃げろ!」と頭で叫んでいました
カッターでさらに私の腕を刻もうとするkを突き飛ばし、私は着のみ着のままでドアまで走りノブに手をかける

ガチャ・・・・ガチャーーーン!
チェーンがかかっている・・・・
ふと振り返ると

かまない・・・・・かまない・・・・・

カッターを手に・・・・・呟きながら・・・・・kが向かってきていました

230 本当にあった怖い名無し sage 2010/02/26(金) 02:55:55 ID:e3Fy+gpH0

私は恐怖に半ばパニックになりそうなのを必死で抑え、なんとかチェーンをはずして彼女の家から走って逃げだしました。

怖くて、何が起きたかも整理できず、ただただひたすら地下鉄で3駅ほどの距離があった自宅へ向かって走っていました。
自宅近くのコンビニの前でようやく頭が冷静さを取り戻し、少し落ち着いて一服しようと思いコンビニでタバコを買おうと
入り店員に煙草を頼むのですが・・・・・店員が明らかに怪訝な顔で私を見ていました。

そりゃTシャツで腕から血を流している男が息を乱して煙草を買う。
普通じゃないですよねw

煙草を吸いながら腕の傷を確認すると、皮一枚を刻んでいた感じで出血もおさまってきていました。
一体何だったのか・・・・・とにかく意味がわかるわけもありません。
煙草を2本、3本と吸い、とにかく家に帰る事にしました。

家(当時アパートに一人暮らしでした)へと向う道 角を曲がり アパートが見えました

階段を一人の女が上って行く・・・・・

そう・・・・・彼女は・・・・・私の家を知っていたのです。

233 本当にあった怖い名無し sage 2010/02/26(金) 03:08:00 ID:e3Fy+gpH0

私は恐怖を抑えながら彼女をそっと影から見ていました。

カァン・・・カァン・・・カァン・・・・

階段を上り、2階の私の部屋の前へ立つk
ドアノブに手をやり、手には鍵

!!なんで!!
ポケットを探ると鍵が無い。
kの部屋に落とした・・・・・。

鍵を開け、鞄からカッターを出し、私の部屋に入るk・・・・。

私は恐怖に震えました。

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