この怖い話は約 3 分で読めます。
…数10分走っただろうか、恐怖の絶頂に達したか!?というくらいにフッ!!と急に周りの景色が変わった。
「出れた…のか?」
前には田んぼが広がっている。ぼんやりと民家だろうか、ずっと先に光がみえる。
助かった!!そう思い一目散に元の道に戻ろうとバイクを走らせた。そして、元いた道まで戻り、そこで携帯を開いた。
そう、安心した瞬間、数10分走ったことでバイトに遅れるのでは!?、と急に冷静になったんだ。で、時間はというと…。
「え?…脇道に入ってから2分ちょっとしかたっていない…??」
あの先のみえない高架下は?足音は?ヘルメットを叩かれた音は?鮮明に覚えている。
でもこれはどういうことだ。自分だけ時間の流れが遅かったのか?あの恐怖体験は?もう、何もかもがわからなかった。
異次元に迷い込んでしまったような…、狐につままれたような感覚のまま、異様な寒さに、恐怖に体を震わせバイトへ向かった。
とある夜の話は以上です。
82 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 17:04:46 ID:h1/mrjV30
―後日―
友人にその話をしたところ、その高架下を見に行こうじゃないか!と、まぁ、当然の流れなのだけど、行くことになった。もちろん明るいうちに。
そして…
「そうそう、こっちの道に入ったんだけどー」
といった瞬間、友人は「はぁ?」って顔になった。自分はというと「はぁ!?」って。意味がわからなかったのだ。
道が無い。というか、フェンスが立っている。その先は、ボロボロのあまり舗装されていなそうな道?が続いていた。
確認のためといって、フェンスを越えずっとその道を行ったが、あの老人のもたれかかった電信柱は見当たらない。しまいには、その問題の高架下が見つからない。
結局その日友人には馬鹿にされ散々な一日だった…。
でもね、その数日後、近くの高架下で死体が見つかったんだ。自殺だと思われるものが。
車の排気ガスを車内に、ってやつらしかった。しかも、その車一ヶ月近く放置されていたんだ。日陰になっていたとはいえ、くそ暑い夏の中一ヶ月。どうなっていたかも想像したくない。
でも、今考えるとこの人が見つけて欲しくて、自分に訴えかけていたのでは?と思った。でも、あんなことされると…ねぇ?無理じゃぁないと思いませんか?