Categories: 洒落怖

high病院

この怖い話は約 3 分で読めます。

書き溜めできないんで今のうちに。

高校三年生の夏休み連れ四人で隣町のそんなに知られてないhigh病院に行ったんだ。
それぞれの名前は俺とA、B、Cとする。
Aが車の免許をとったって事でドライブも兼ねて近頃話題になってたhigh病院に行ってみようぜって事になったんだ。

夜中一時半位だったか、Aが家まで迎えに来た。先にB、Cを拾って来たらしく、俺が一番最後だった。
病院は俺の家から大体二十分程度だったため、二時位には着く計算だった。
車内では初めての深夜のドライブだからか俺達ははしゃいでいた。小学校の遠足に行く時のドキドキ感ににていた。

そのためか心なし他の奴らの持ち物が普段と違っていた。
B 塩(スーパーで売ってるやつ)
C 眠気覚ましパイポ(眠くない)
そしてAが「ダッシュボードあけてみ」というので開けてみるとメリケンサックが入っていた。

86 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/28(火) 05:23:07.83 ID:6esBtxj40
俺はというと、財布とペットボトルジュース位だった。

ちょうど二時を回った位、病院に行ったことあるやつが言ってた目印であろう場所に着いた。それは農道沿いに不自然に建てられた鳥居。本当になんでこんな所に?って感じの場所にあるんだ。
そこから50メートル先に砂利の駐車場があり、そこに車を停めて先程の鳥居まで行った。
B 「ここだよな?この鳥居くぐって、あっちか?」指を指した先には竹やぶがあった。
ここからじゃ病院は勿論本当に竹やぶが果てしなく広がってるだけ。何も見えない。
C「あんなか入ってくの?怖過ぎだろ。」
B「ヤバそうだなー。Aここで場所は間違いないんだろ?」
A「うん。この先道が悪くて、竹やぶかき分けて行くらしいんだけど迷ったりしないか心配だな。」
そういいながら、どこかに電話している。
話の感じだとここに来たことがある友人らしかった。かなりのチキンである。

周辺には民家がまるでない訳ではなく、俺達は迷惑を考え一旦車に戻った。

87 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/28(火) 05:49:45.28 ID:6esBtxj40
車に乗り込んだ辺りでAの電話が終わった。

A「やっぱり場所は合ってるみたいだよ。でもいらん話されてちょっと行きたくなくなった。」
俺「なんだよそれ?どうした?」
A「ビビらせようとしてだろうけど、電話してたやつがここに来た時、相当やばかったって。何かは言わないんだよ。しかも震えた声でやめとけって。まぁ演技だろうけど。」
B「大丈夫でしょ。じゃあさ、二人ずついこうぜ。一組は鳥居待機で!それで時間を決めてそれまでに戻らなければ何かあったってことにすれば間違いないんだろ?」

C「お前頭いいな!」
誰でも思いつきそうなことだが何も言わなかった。
Aはそれでも気が進まないようだったが、俺達は組み合わせを決めた。俺はCと。
AはBとで決まった。

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