この怖い話は約 3 分で読めます。
今から15年ほど前、中学2年生の頃、
夏休みもそろそろ終わろうとしていた
8月末の出来事です。
私と仲のよい友達3人、
仮名ですが、美千代、友香、朱美は私の家で
宿題の追い込みという名目の元に
お泊り会をしていました。
ちょっとした遊びのつもり・・・・
そんな軽い気持ちで心霊ゲームを始めたのです。
そのゲームとはある雑誌に載っていたもので、
やり方は簡単で、ほぼ正方形の形をした部屋を
真っ暗の状態にして部屋の角に四人が立ちます。
そして一人目が壁に沿って歩いていき、角で待機している
2人目にタッチし、タッチされた人は3人目が待つ角に
向かって歩いていくというあれです。
478 心霊ゲーム sage 2010/01/21(木) 15:44:22 ID:lHMEZodE0
宿題のおいこみも一息つき、
時間は深夜12時を過ぎていました。
このゲームは成立しないのはみんなわかっていましたが、
特に疑っていた美千代を最後の角に立たせて、
朱美が1番目、私が2番目、友香を3番目に配置して
この心霊ゲームは始まりました。
朱美→私→友香→美千代→?
「消すよ。。」
部屋が真っ暗になりました。
私は2番目の位置に居ます。
479 心霊ゲーム sage 2010/01/21(木) 15:45:41 ID:lHMEZodE0
「佳代(私)、いくよ・・・・・・・」
朱美が出発の合図を私にして
暗闇を歩き始めました。
漆黒の闇の中、足音が近づいてきます。
まさか最初から出ることはないよね・・・・
そんな事を思いながら待っていると、
徐々に足音が大きくなってきて
私の体に朱美の手が触れました
「あぁ良かった~、いなかったら
どうしようかと思っちゃった!佳代は黒い服だから
全然見えなくてさぁ・・・」朱美がそう言います。
私はもホッとしました。
「ふふふ、友香、いくわよ」
私はわざと大きな足音を立てながら歩き始めます。
「友香!!」そういいながら友香の体にタッチしました。
私が触れた体からは人の、別の言い方をすれば、
生きた人間のぬくもりがしっかりと感じ取れます。
「きゃぁあ、もぅ遅いぃww」
友香はびっくりしたようでしたが、タッチしてきたのが
私であるのを確認できた喜びのようなものが感じ取れました。
私にも、そこに居たのが友香であった喜びが沸いてきます。
480 心霊ゲーム sage 2010/01/21(木) 15:46:41 ID:lHMEZodE0
友香が4番目の角に向かい歩き出します。
私はそのまま3番目の角に残り、
何事もなかったことを神に感謝しました。
私がなぜ2番目の角を選んだかと言うと・・・・・
私が歩き終わり今いる場所は、
5人目が現れる位置(1人目が最初に居た場所)からは
対角線の位置にあるので、
もし何かが起きても、4番目の美千代や、
得体の知れないものにタッチされるかもしれない朱美に比べると
直接的な大きな被害はないだろうと思ったからです。
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中途半端で終わらせてつまんねーよカス