Categories: 洒落怖

夜の女

この怖い話は約 3 分で読めます。

506 本当にあった怖い名無し sage New! 2010/01/21(木) 20:36:33 ID:mkoDV+XCi
隣のおっさんとは、この件をきっかけに仲良くなった。親父くらいの年だが、人なつっこい。よい友人だ。

ある晩、飲みながら、ふと夜の女の話になった。あの女は、なんで各部屋の男を漁っているのか?それでいて、口と手でするだけで本番はない不思議。一番の不思議は、9人の男のうちの誰一人として、本番に至ろうとしない、何故か、満足させられてしまうことだ。

あれこれと議論をしてみたけれども、結論が出ないままに2人で深夜に帰宅。今日は103が開いている。夜の女もご苦労なことだと話しながら2階へ上がった。

2人して、何か…違和感のようなものを感じ立ち止まる。夜の女の部屋の前だ。背筋に冷たい汗が流れ落ちる。

510 本当にあった怖い名無し sage New! 2010/01/21(木) 20:52:07 ID:mkoDV+XCi
吐息が聞こえる…寝返りをうつ音がひびく…俺たちは…下で奉仕しているはずの女の部屋の前で青ざめた。

急いで階段を下り103へ。もうそこには、女の姿はない。というより、ただ開け放していただけで、今日は奉仕の日ではなかったのかもと勝手に結論付けて、その夜、俺たちは床についた。

次の朝、朝からガラガラとうがいをする女を横目に103号室へ。昨日のコトが気になって仕方がなかった。夜の女は来たのか?聞きたいのはそれだけだ。103号室は浪人生。食糧の調達以外は部屋にいる。

なぁ、昨日、女来たよな?と俺。嬉しそうな顔で奴は頷いた。いつもの女だよな?と聞く俺に、そうだよと一言。

そして、俺は…どうやら気絶したらしい。

目を覚ましたのは自分の部屋、もう深夜のことだった。

513 本当にあった怖い名無し sage New! 2010/01/21(木) 21:06:16 ID:mkoDV+XCi
とかく、確実なのは…隣の女と夜の女は別人であるということだ。いったい誰が…?天井を見つめながら思案する。

月明かりは屋根に隠れ、部屋も暗くなり始めた頃…いつもの女の気配を感じる。いつもより吐息熱く耳元で、お待たせ…と一言…俺は恐怖で声も出せない…体は硬直し…胸元だけが激しく上下している。金縛りとは違うが、激しい緊張が似たような症状をもたらす。呼吸すら難しい。

夜の女は…そんな俺を嘲笑うかのように体を舐め回す。

もうやめてくれ…声にならず…喉からかすれた息を…

514 本当にあった怖い名無し sage New! 2010/01/21(木) 21:16:16 ID:georWJX/i
そのとき、壁をぶち破るような音がひびく!おっさんだ!緊張が溶けて体が自由になった。すかさず、女を突き飛ばしおっさんに駆けよった。

こいつ…うがい女じゃねえよ~と泣きながらおっさんの足にしがみつく。

ただ事でない俺の雰囲気に気づいたおっさんは酔いも冷めたか冷静になり、明かりをつけた。

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