Categories: 洒落怖

欠席

この怖い話は約 2 分で読めます。

自分が高校生だったかくらいなので、4,5年くらい前の話。

当時は父と母の夫婦仲が悪く、父一人が家を出て、母・姉・兄・俺の4人で家で暮らしていた。
その親父が家を出ていた頃、ちょうど父方の祖母の七回忌があったのだが、それも「父と顔を合わせたくない」という母の希望で、オレら4人は参加しなかった。

相変わらず父が帰ってこない生活が当たり前となっていた中
母がパジャマ姿のまま、部屋で倒れていた。

何せ初めてのことだったので
「救急車呼ぶ?」
「大丈夫?」と声をかけるんだが
断固として救急車は呼びたくない、布団に横にしてくれと言う。

オレら兄弟は布団を敷き、母を担いで布団に寝かせ、掛け布団もしっかりかけた。
しばらくすると呻いたりすることもなくなり、寝たようだった。

「朝になって元気になっていればいいけど…」
と兄弟が3人、母の具合を心配してるさなか

母がパッと目を開けてはっきりとこう言った。

「みんなで私の七回忌忘れたのね」

翌日、倒れたことすら覚えてないという。
どうやら母は入ってきてしまう体質であると、その専門の人から診断されたらしい。
家をザックリ鬼門が通ってたのも関係あるらしいが、一気に霊という存在を信じることになったよ、マジで

bronco

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bronco
Tags: 鬼門

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