Categories: 洒落怖

写真屋

この怖い話は約 1 分で読めます。

その足で店に走って、倉庫に放り込んでた写真も全部燃やした。
店長はオレを心配してくれたけど、いきなり写真を燃やしたことは何も言わなかった。
店長も気味悪く思ってたんだろう、「さっさと燃やせばよかった」と言っていた。

翌日にバイト辞めて、今は新しいバイトを探してる。
アパートも引越し準備中だ。
なんとか眠れるようにはなったけど、薬のせいなのか
写真を燃やしたせいなのかは分からない。

あの写真のことは考えないようにしてるけど、
時々フラッシュバックみたいに思い出すことがある。
でも、イタズラだったのか、誰が、何のために、無事でいるのか、
そんなこと知りたくもない。
早く忘れたい。

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bronco

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bronco
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