Categories: 洒落怖

偶然だぞ!

この怖い話は約 3 分で読めます。

翌日、私が起きてみると、寝ていた部屋の中は酒のカンやらビンやらで少しひどい状態に。
二人はぐっすりと眠っています。私は「家主」を揺り起こしました。
家主は暫く眠気で身悶えてましたが、その後ぱっと目覚めるなり、私にこう言いました。
「昨日、お前が寝たあとすごかったぞw女の声が聞こえた後、窓がバンバンなってたわw」

後日、私は単独で自動車を走らせているときに事故を起こしました。事故と言っても大きなものではなく接触のない軽い事故でしたが・・・。

92 本当にあった怖い名無し sage 2009/09/24(木) 17:18:48 ID:OORQG9Ns0
○とある会社に就職~退職まで
いわゆるブラック企業と言われるジャンルの会社に就職しました。
私が入社当時は社員5名。典型的な零細企業でした。
就業量は半端なく、1日18時間を超えることもしばしば。ストレスで、会社から帰宅後、酒を飲みまくったのはいい思い出です。(これが原因で肝臓を悪くしました。)

それはさておき、その後、私が居た期間約一年半。
入社当初、会社で凍結していたシステムが運用にまでこぎつけ、社員の方も入っては出、入っては出を繰り返しましたが、最終的には20人ほどまで増えました。
某企業の案件なども多数入り、会社的には「繁盛」していた模様でした。「新しいシステム」の他社との共同開発など、新しいこともたくさん出来るようになっていました。

私自身の体はその時点でかなり限度に達していました。
睡眠障害や鬱等々・・・内臓系統にも結構なダメージを負っていました。

それが元で、私は退社することとなり、私自身も、ようやく解放される・・・と内心、ホッとしていました。

そして、「体調の復活」の名分の下にニート生活へ。
体がガタガタだったので、特に何が出来るわけでもなく、家事以外ではほぼ寝たきりでしたが・・・。

退職した会社の社長に最後の挨拶の電話を入れたくても、中々繋がらず・・・。

そんな生活の中、一週間後、ようやく社長に連絡を取ることができました。
今まで在社させていただいたことの感謝や、お別れなど・・・社交辞令的なことを済ませて電話を切ろうとしました。

しかし、社長は唐突にこういいました。
「お前が退社したその日、「新しいシステム」をうちと一緒に開発してた会社が潰れた。」

・・・・・洒落になりません。本当に。
偶然ですよね。やっぱり。無理矢理、偶然ということにしています。

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