Categories: 洒落怖

作文

この怖い話は約 2 分で読めます。

カ イ モ ノ ニ イ ッ テ ク ル カ ラ ネ

577 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/21(土) 01:51:33 ID:RQDfaMag0
私とお母さんとお父さんは、すぐに自分たちの部屋へ引き返しました。
お母さんは、部屋の電気もつけずに身支度を始めました。
お父さんは私が泣き止むまで待って、警察に連絡しようとしました。
私は多分、このアパートを出て行くんだろうなと思いました。

バタン

隣の部屋のドアが開く音がしました。お母さんは手を止め
お父さんは電話のボタンを押すのを止めました。とても静かでした。
「ごとん、ごり、ごとん、ごり」
この前と同じ音が聞こえ始めました。
「ごりごりごりごりごりごり・・・・・・ちゃ、ちゃ、ちゃ」
私たちは物音一つ立てず隣の部屋の音が止む朝まで一睡もせずに待ちました。

朝になって、私たちは何もしゃべらないで身支度を整え出て行こうと
ドアを開け、音を立てないように閉めました。しかしお父さんが今閉めたばかりの
ドアに小さな赤い文字で「今日のメニュー」と書いてありました。

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