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やけに長い数分、その場所でキョロキョロと立ちすくんでいたけど、
おばあちゃんがいないのはわかったし、水も止めたし、
なら車の中でおばあちゃんが帰ってくるの待つかなって。
戻ろうと回れ右したとき、居間の向こう側からガタッって物を置くような音が聞こえたの。
居間の向こうは寝室。もしかしたら、具合が悪くてベッドで寝てるのかな?って。
それで、寝室を覗いたの。だけど、誰もいない。
寝室はそこで終わりじゃなくて、居間から一番近い部屋を寝室にしただけで、
押入れ以外にも襖があって、襖の向こうは和室になってて、物置部屋と化してる。
襖はきちんと閉まってたけど、念のために開けて見てみた。
もちろん一声かけたよ。「○○さん、ヘルパーです、開けますよ~」って。
返事はなかったけど、開けたんだ。やっぱり誰もいるはずない。
急に気味が悪くなって、一刻も早く家から出たくなった。
私が家捜ししたみたく思われるのも嫌だったから、それでも襖はしっかり閉めた。
玄関に行くまでの間に、トイレがある。
トイレの戸もしっかり閉まってたし、覗かなくても人はいないって思ったし。
私がここを覗いたのは、おばあちゃんの安否確認目的ですよ~Tって、心の中で盛んに説明した。
786 本当にあった怖い名無し 2009/11/28(土) 11:25:09 ID:XTH0+9xH0
寝室を出て、居間を出て…シ~ンとしてる家のどこかから、またガタッて音がしたの。
どこから?って見回しても、どこから音がしたのかわかんない。
もう、心の中では「勘弁してよ」って悲鳴状態。
でも、もしかしたら、家の中のどこかにおばあちゃんいるかもしれない。
その家1階と2階あわせて、8部屋あるような結構な広さだったの。
なんだか、勝手に上がったのを、この家のご先祖に怪しまれてるような気持ちになって、
「○○さん? へルパーです、いらっしゃるんですか?」
って声をかけて、様子を伺った。
相変らず返事なし。そのときになって、
玄関に靴なりつっかけなりあったかなって気がついた。
自分の靴しかなかったような気がして、玄関まで小走り。
自分の靴しかなかったのを見て急に物凄い怖くなって、
一刻も早く自分の車に戻ろうって。
靴を履くアクション起こした、正にそのときだったよ。
「ウ~~~~~~~~~」
って女の人のうめき声とも含み笑いともつかない声が聞こえてきて。
そして、2階から、今度はガタンッ!って結構な音が聞こえてきたの。
ピタッと固まって、もしかしたらおばあちゃんが2階で何かやってて、
急変が起きたんじゃないか?と。
787 本当にあった怖い名無し 2009/11/28(土) 11:27:02 ID:XTH0+9xH0
相変らず怖かったけど、そんな正義感って言うか、責任感って言うか。
ヘルパーとして入ってたから、職業意識があったんだと思うんだ。
絶対に人だって、生きてるおばあちゃんに何かあったんだってくらいのリアルさだったし。
「○○さん!」って、2階に駆け上がったんだ。
だけど、拍子抜けした。シ~ンとしてる。
拍子抜けしたと同時に、びびった。だけど、部屋の中で何かあったかもしれないじゃん。
声かけてみたんだ。「○○さん、いるの?」って。
何にも返ってこないの。声も、音も。