Categories: 洒落怖

ドライブ

この怖い話は約 2 分で読めます。

534 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/11(木) 00:15:16 ID:CmgetwxVO

その時、俺は見た。
Yの運転する車のタイヤに大量の腕が絡みついていたのと、車が街路樹に激突する間際、そのライトに照らし出された少女を。
少女の左肩からは三本の腕が生え、それぞれ上下に手招きしていた。
少女は街路樹の横に立ち、車はそのまま街路樹に激突した。

気付くと俺は布団に寝ていた。
枕は涙でグッショリ。
敷き布団も大量の汗で濡れていた。
(夢?だったんだろうか?)
ふと右腕に目を移すとお約束のように手形がクッキリと浮かんでいた。

結局彼らは何を伝えたかったんだろうか?
単なる夢なのか?
俺を道連れにしようとしたのか?
事故の真相を語りたかったのか?

俺には何も判らないままだ。

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