Categories: 洒落怖

過保護

この怖い話は約 2 分で読めます。

団地の自室で、首を吊った状態でおばさんに発見された時にはまだ息があったそうなのに
おばさんはただどうしていいか解らずに放置して
恋人に電話して恋人の指示で警察に電話した、という話でした。
自殺の原因は、おばさんの過保護・過干渉で、恋人になりかけていた女の子との
友達からの交際を物凄く反対されたのを苦に、だそうです。
黒いヘルメットと黒い革ジャンは、Kさんの部屋にあったと親友から聞きました。
「死んだ翌日になって、お別れの挨拶に来るぐらいだったら、
どうしてウチに逃げてこなかったのかしら…悔しい…!」
と母は泣いてました。
おばさんは団地を追われ、親友が結婚して構えた家に引き取られましたが
親友は「母さんがお兄ちゃんを殺した。」
と今でも恨んでます。

母は「Kの姿はここ(現世)にはないから、無事に旅立ったみたい。」
と言ってました。

あまり怖くなくてすみません。
終わります。

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bronco

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bronco

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