Categories: 洒落怖

愛の結晶

この怖い話は約 3 分で読めます。

924 3 2008/03/23(日) 19:19:17 ID:3pD0FIz6O

それから一月くらいたって、同じ曜日、また同じように深夜のバイト帰り。
バス停でその子にあった。
最初からなんか違和感があったけど、違和感の中身には気付かなかった。
女の子はその日は座ってなかった。
また会いたくて、待ってた、と言う。
まずいな、って思った。
前述の通り彼女がいて、先日のことは軽はずみで無責任だったと後悔していた。
だけど、深夜だったしこちらに責任もあるからとりあえずその子を連れて帰ってしまった。
結局、彼女がいるとは言い出せなくて前と同じ展開を辿った。
駄目な奴だと思うけど、正直それくらいその子のセッ*スがすごかったから。

それから、週1ペースでその子は俺をバス停で待ってるようになった。

926 4 2008/03/23(日) 19:43:00 ID:3pD0FIz6O
ある日、まずいことに彼女と一緒に居るときにその子に会った。
その日はたまたまバイト休みで、11時くらいに彼女とバス停の前を通った。
その子は座ってた。
いつもはバイト上がりの2時前くらいに会うから、その子が何時から待ってるかなんて気にしてなかったけど、その時わかった。
その子は毎週何時間も俺を待ってたんだ。
そして、二度目あった時感じた違和感にも気付いた。
その子は、いつも初めて会った時と全く同じ格好だった。
俺は、背筋がヒヤリとしながら、何気ない顔で彼女とその子の前を通りすぎた。

その時。うつむいていたその子が顔をあげてニタリ、と笑った。
ぞくっとするような嫌な笑い方だった。
俺は彼女の手前、走り出したくなる気持ちを抑えて歩き去った。

気まずいのも手伝い、俺はなんとなくバイトを昼型に変え、その子に会わないようにした。
そのうち、就職先の研修が地元で始まるということで、ひとまず部屋はそのままにいったん地元へ戻った。

実家に帰ってしばらくして、携帯に下宿先アパートの管理会社から連絡が来た。
隣近所から騒音の苦情がきてるらしい。
実家に帰ってるんだから、騒音なんて出せるわけがない。
釈然としない思いだった。
それからしばらくして、今度は悪臭の苦情があると連絡がきた。
なんかおかしいと思いながら、ちょうど戻る時期でもあったのでアパートに戻った。
それが二週間前のことなんだけど。

部屋を開けた瞬間、酷い臭いに吐き気を催した。

931 6 sage 2008/03/23(日) 20:48:07 ID:FI8VmVXPO
ひどい臭いは、クローゼットからしてるようで、意を決して開けてみた。
そこは、気持ちの悪い液体でいっぱいだった。
吐しゃ物と思わしきものや、排泄物、髪の毛がぐちゃぐちゃになってて、真ん中に金属の空き缶みたいなのがあった。
中には、赤黒い、血のようなものが満たされていて、その中に鼠の死骸みたいなものがあった。
ひぃ、っと俺は尻餅をついて倒れた。
天井が見えた。そこには赤い血で
「私たちの愛の結晶です」
と書いてあった。

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