Categories: 洒落怖

叫び声

この怖い話は約 2 分で読めます。

904 本当にあった怖い名無し 2008/09/05(金) 01:22:43 ID:Lx6XZFJ0O
「ついてきてるかな?」
『わからない…』
恐る恐る後ろを振り返って、自動ドアのガラスの方を見ると、取りあえずは何も見えない。
ホッとして、二人とも地ベタに座り込む。
その日はお互いにそのまま各自の部屋へ、グッタリして戻った。
ただ、とてもじゃないけど怖くて寝れないので、翌朝まで明かりを点け、テレビを見て過ごす。
翌朝8時頃、チェックアウトの為フロントへ行くと、ホテルの従業員らしき人が首を捻りながら自動ドアを拭いている。

905 本当にあった怖い名無し 2008/09/05(金) 01:24:56 ID:Lx6XZFJ0O
どうしたのか聞いてみると、ドアガラスの外側に手の跡がついていて、いくら拭いてもおちないらしい。
見てみると、ガラスの真ん中やや下あたりに、ベタベタといくつか手の跡が。
昨晩のことを思い出してうすら寒くなり、速攻でチェックアウトしてホテルを後にした。
後で気付いたんだが、

あの女性の連絡先を聞きそびれてた。
もったいないことをしたな…

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