Categories: 短くて怖い話

おかしい学習漫画

この怖い話は約 2 分で読めます。

じゃあ、俺のとっておきを話してやる。

俺らが子供のときは、DTPなんか発達してなかったし印刷はともかく製本はまだまだ専門の業者がする仕事だった。
CADすら無くて、設計士の人たちもマンガ家みたいな作業台使って徹夜してた。
だから、実在しない本をデッチ上げる大人なんか少なくとも俺らの周りには居なかったはず。
それに、コトは本だけじゃない。

俺らが子供のとき学級文庫のキャビネットに理科と社会(日本史)の学習マンガがあったんだよね。
社会の方は難しくてよくわからなかったけど、理科の方には魔法のやり方が載ってた。まじで。
おまじないか何かだと思ってたけど、本のまねをしたら手の内で100円ライターみたいな火がポンッと出たこともあった。

手をチョキの形にして藁半紙を音も無く切ってしまった奴も居て、魔法はおばあちゃんの知恵袋的な何かだと思ってた。
よもや、実在しない&実現したらおかしいなんて夢にも思わなかった。

で、本題は社会科の方。これ、全集のうちの一冊だったんだが今思い出すと室町時代のとある出来事がおかしい。
理科の方は本だけの問題じゃないかもしれんけど、社会の方は物理的に何か起きたわけじゃないから内容を伏せる。
そんで、この理科と社会の学習マンガに心当たりのある人が居たら名乗り出て欲しいんだ。
同人誌の事を並行世界からサンタクロースが届け間違えたマンガ本だと思ってたなんて類のオチはつかないから、
期待しない方がいい。

bronco

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bronco
Tags: 知恵袋

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