この怖い話は約 1 分で読めます。

夏の真昼間、
あまりにも暇だったので玄関先に立ってみた。
遠くに爺ちゃんが見えた。本家からの帰りかな。

爺ちゃんが両手で頭らへんを抱えて走ってる。
この時点で何か変だなと思ったが、
爺ちゃんが近づくにつれて、異常なことに気づく。

爺ちゃんの頭上を境目に、晴天と雨雲が綺麗に別れて
境界線ができ、爺ちゃん側で、ものすごい雨が降っている。

ぞっとした。
いくら走っても雨から抜け出せない。

俺はその異様な光景を
ただ立ち尽くして眺めることしか出来なかった。。

爺ちゃんは、その件に関して、
雨のことには触れず、
変な声が聞こえとった、と言った。

bronco

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bronco

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