Categories: サイコ

挑戦ババァ

この怖い話は約 2 分で読めます。

挑戦ババァは訳のわからないことを叫びながら手錠をかけられ
パトカーで連れて行かれてしまった。
警察官が俺たちの所にやってくる。

「君たちが追いかけられてた小学生?大丈夫?
 怪我してない?ちょっとおはなし聞かせてもらっていいかな?」

どうやら近所の人が通報してくれたらしい。
俺達は事の顛末を警察官に話すとかなり本気で怒られた。

あのお婆さんは妖怪なんかじゃない普通のお婆さんなんだよ
石を投げ込まれたりしたらだれだって怒るよ
もう絶対挑戦ババァなんて呼んじゃいけないよ
家と学校に連絡され家でもかなり怒られ
学校では大問題となった。

まぁ特に落ちもなくこれで終わりなんだけど、
今考えてみるとつまり
「挑戦ババァ」=「朝鮮ババァ」なんだな

近所の人が「朝鮮ババァ」と呼んでるのを
子どもが聞いて勘違いしそれに尾ひれがついて
妖怪「挑戦ババァ」が誕生したんだろう
思い出すとなんとも言えない気持ちになる

Page: 1 2

bronco

Share
Published by
bronco
Tags: 警察

Recent Posts

迷い

霊とかとは全然関係ない話なんだ…

4年 ago

血雪

全国的にずいぶん雪がふったね。…

4年 ago

母親の影

私が小6の時の夏休み、薄暗い明…

4年 ago

閉じ込められる

彼はエレベーターの管理、修理を…

4年 ago

彼女からの電話

もう4年くらい経つのかな・・・…

4年 ago

テープレコーダー

ある男が一人で登山に出かけたま…

4年 ago