Categories: 洒落怖

H18号室

この怖い話は約 3 分で読めます。

841 H18号室 後日談 1 New! 2012/07/08(日) 23:39:51.83 ID:fY7+ErZi0
そして、これは直接の関係はあまりないと思うが、
書いておこうと思う。一応後日談。
時は過ぎて先生は20才。ちょうど教育実習中で、
またそこの某高校へ赴任したそうだ。
『H18号室』などのことも忘れて、久々に仲間と飲んで
ベロベロの先生にある考えが思いついた。
『家帰って、また明日行くのめんどいから、
寮を開けてそこでねればいいんじゃね?』
と、考え、そして先生は早速実行に移った。
寮のかぎを開け、ベロベロで5階まで上がって行った。
そして部屋に入ると急に喉が渇いてきた。
しかしまた1階まで行くのめんどくさい。
しかし、喉が渇いて渇いて仕方なかったので
1階まで懐中電灯持ってまた行った。
しかし誰もいないので自販機は動かない。
勝手に電源を入れたりしたら管理人から後で怒られる。
そこで先生は食堂の冷水器の水を飲もうと考え、
コンセントを繋ぎ、水が冷えるのを待っていた。
『先生!』と呼ばれて、先生は『何やー』と普通に返事。
生徒は誰もいない広い食堂に自分の声だけがこだまし
急に酔いより怖さが膨れ上がってきた。
ダッシュで5階まで走り、ガクブルで朝を迎えたそうだ。
高校に行って先生は携帯を忘れているのに気がついた。
寮に忘れたのだと気付いて、寮に向かった。

845 H18号室 後日談 5 New! 2012/07/08(日) 23:51:05.80 ID:fY7+ErZi0
寮に入ろうとしていた管理人に状況を説明し、
先生は怒られながらも携帯をとらせてもらった。
どの部屋に自分がいたのか忘れたので
管理人の携帯を借り、自分の携帯に電話した。
早速5階に行き、一つ一つの部屋を着信音が
聞こえないかどうか確認していった。
奥に行くにつれ少しずつ携帯の着信音が聞こえたきた。
先生は急いでそちらに向かった。
そして先生は絶句した。自分が入っていたのは元『H18号室』
その部屋の中から自分の携帯の着信音が聞こえる。
前述のとおり、閉鎖され頑丈な南京錠で
閉められていた。破壊された形跡はない。
そしてまた管理人に話し、また怒られ、南京錠の鍵を外した。
管理人の携帯を切っても、着信音は止まらなかった。
画面を見ると、メールが1件入っていた。そのメールには

『今度は一緒に行こうね』
今も先生は自分の部屋に行くと誰かの視線を感じるそうだ。
幸い、何回かお祓いをし、やっと憑き物を取ることができた。
しかし、坊さんが言うには冬服の高校生以外
にも憑い付いていたそうだ。
その後、昔の先輩を問いただして聞くと、H18号室が物置になったのは
その事件から10年後の事。

その10年間は一部死者も出たらしい。
先輩はその10年間にあった出来事は教えてくれなかった。

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bronco

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