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明らかに間違った考えや客観的に受け入れられない状況について、強い確信をもってしまうことです。
ご本人による説明も他人には理解しがたいものが多く、矛盾点を指摘しても、
ご本人はそれを受け入れることが困難になっています。典型的な例としては
「テレビやラジオで自分のことが話題になっている」「誰かにずっと監視されている」
「自分の考えが外に漏れている」「誰かに操られている」などがあります
【幻覚】
実際には起こっていないことを、現実的な感覚として知覚してしまうことです。
まわりに話している人がいないのに誰かの声が聞こえてくるといった「幻聴」がもっとも多く、
ご本人の行動や思考に批判的な内容が多いため、その後の行動にも影響してきます。
また、実際には存在しないものが見えたり(幻視)、臭ったり(幻嗅)、感じたり(幻触)する場合もあります。
【思考障害】
思考が混乱してしまい、考え方に一貫性がなくなってしまうことです。
そのため会話の内容に脈絡がなくなってしまい、
ひどい場合には何を話しているのかわからなくなってしまうこともあります。
統合失調症の症状の現れ方や経過は人によってさまざまですが、
一般的には、前兆期、急性期、休息期、回復期のという4つの段階で経過し、
それぞれに症状は異なります。
ただし、これらは一方方向ではなく、休息期や回復期に病気を誘発するようなストレスがかかると、
再び急性期の症状へと戻り(=再発)、また休息期、回復期という経過をたどります。
再発が繰り返されると、休息・回復に要する期間が長くなるといわれています。
<前兆期>発症の前触れのサインが現れる
発症の前触れのような変化がみられることがあります。
眠れなくなったり、物音や光に敏感になったり、あせりの気持ちが強くなったりします。
これらは誰もがよく経験することです。
そのため、本人も周りの人も気づかないケースが多くあります。
<急性期>幻覚や妄想などの陽性症状が目立つ