この怖い話は約 2 分で読めます。

車を走らせて何分…何十分…何時間…3人はその間まったく言葉を発しませんでした。
しばらくして最初に口を開いたのは女友達でした。「誰がやった?K?M?私を怖がらせようと企んだでしょう!」と。
Mは「まさか!」と言いオレは笑って「だって3人一緒に車出たじゃん?その後カギかけたのに誰が石置くの?」。
また3人はしばらく沈黙しました。
すると車がカーブに差し掛かった所でさっきシートにあった石が足元から「ゴロン…」と。

オレはその石を拾い「さっきの石じゃない?」。よく見ると濡れてるんです。
ビッショリと。さっき水の中から取り出したかのように真ん丸に濡れた石…
オレはとっさに「湖で亡くなった子供がいたずら?遊んでほしくて?置いたのではないか」と不思議な感情を抱いてました。
その後、落ち着いたトコでダムの先端で見た子供の話を二人に話ました。
二人は顔を真っ青にしながらも「こんなコトって本当にあるんだ…」と言って恵庭湖を後にしました。

この不思議な出来事をきっかけに、夏の暑い日の夜…
とくに今時期のお盆の季節にオレには不思議な体験が舞い降りるようになりました。
またの機会にその不思議な話したいと思います。長々と読んでくれた方々ありがとうございました。

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