この怖い話は約 2 分で読めます。

俺は今大学に通っているんだけど、こないだとんでもない経験をしたんだよ。
いまは、梅雨だけどこないだまでは暑かっよね。
夕方になっても蒸し暑いので玄関から外に出てみたわけよ。
出たとたん夕方なのに光が眩しく真っ昼間みたいな感じなんだよ。表道に向かって歩いてみるとなんだか雰囲気が変なんだ。
ランニング姿のおっちゃんとか半ズボンに丸狩りの子供らがすれ違うんだよ。
周りの風景も何だかおかしい。殆どが木造の建物で、そんな場所に無かったタバコ屋や駄菓子屋、魚屋があるんだよ。

道路も鋪装されておらず砂利道なんだ。
駄菓子屋の入り口にカレンダーが掛かっていてよく見ると昭和38年という数字が見えるわけよ。
これはまずいと思って、とりあえず自分の家の方向に向かおうと振り向くと知った顔のおっちゃんが歩いていたんだ。
一目見て誰だか分かった。仏間に写真が飾ってある40年以上前に死んだじいちゃんだった。
俺は一目散に走って戻った。がそこに見たのは木造の古い家屋で(ちなみに俺の家は鉄筋)俺が出てきたドアも判らない。
俺は冷や汗が出てきた。これは本当にやばいと裏に向かった走った。
見えてきた裏も全然違う風景で田んぼだった。俺は走るのを止めた瞬間、なにか落とし穴にはっまた感じがして仰向けに転んだ。
フワーとしたあと目を開けると、周囲は暗く夜だった。起きて回りを見てみると、俺の家の裏道だった。
あれは白昼夢だったんだろうか。

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