Categories: 洒落怖

駄菓子屋抗争

この怖い話は約 2 分で読めます。

それは歩道橋の階段のてっぺんに仕掛けられているため、踏んでしまう者が続出。
しかも、広範囲に設置されているため、なんびとたりとも逃れられない。
その歩道橋の手すりのところに、いつもみーちゃんの布団が干されてるから、よごしてしまうかもしれないと思って、うんこをどける事もできないんだよ。
これが、卒業するまでずーっと毎日続いた。

歩道橋をあがりきると、ちょうどみーちゃんちの二階の窓が目の前にあり、いつもみーちゃんが顔を出してた。
俺らがうんこをよけようとアタフタしてる姿を見て、「大丈夫かい?」って笑いながら心配してくれてた。
俺はボンバーんち派の卑怯な攻撃に屈するか!と、毎日うんこを踏みしめながら学校に行ってたんだ。

ところが、小学校を卒業して中学いったら、中学校は比較的街中にあり、近くにコンビニやスーパーがたくさんあるので、じょじょにみーちゃんちに行く機会もなくなってしまった。
しばらくしてみーちゃんちは潰れて空地になってた。
それから大人になり、2ちゃんねるで町BBSでみーちゃんちの話題があがってるのを見たとき、懐かしさとともにある疑問が頭にうかんだ。

545 本当にあった怖い名無し 2013/08/29(木) 12:08:55.58 ID:scS6iZQCI
…あの人糞、もしかしてみーちゃんが仕掛けてたんじゃないの?

って…。

わざわざ朝早い時間に毎日歩道橋の上にうんこしに来る奴なんていないだろう?
布団干しながら、みーちゃんが仕掛けてたんじゃないの?
だって、みーちゃん窓からいつも見てた。俺らが…うんこ踏むとこ。

おでん、変な味がした時あった。
苦いって、あきらかに何かまじってた。
あのすっぱい肉、なに?
ホルモン、ぶつ切りを串に刺してて
ものすごくグロかった。

みーちゃん、本当は子供キライだったんじゃないの?

猫、処分させられたこと
恨んでたんじゃないの?

って…。
今となっては、みーちゃんももうあの場所にいないし、確かめようがないけど。

あの暗い、古い店の中で、真っ黒いおでん作りながら、ずーっとみーちゃん俺らのこと呪っていたのかなぁ…?

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