この怖い話は約 3 分で読めます。

始めて書かせて頂きます
文章力も乏しい上に初心者ゆえ、読みづらい所や誤字脱字等あるかと思います。何卒ご容赦下さい。

私がまだ小さかったころ体験した話です

好奇心旺盛だった私は、よくバカな事をして怪我して親に心配をかけるようなそそっかしい子供でした。

その当時、私と家族は10階建ての団地の8階に住んでいたのですが、その団地はいわゆる曰く付きの団地でした

私の住んでいる県は、クソ田舎で、
あまり高層ビルなどはなく、10階建ての団地ですら最高峰と言っても過言ではないので、その団地が飛び降り自殺の名所になるのも必然といえば必然でした。
さらには霊が出るという噂もあり、県営団地なのに、空室がたくさんあるような…とにかく寂れた古い団地でした。
781 本当にあった怖い名無し 2013/09/27(金) 05:39:47.34 ID:9sdwK5J60
当時チビだった私は、遊びに行く時など、下の階に降りる時はエレベーターを使いますが。
身長的に上の階のボタンにはまだ手が届かないので、帰る時は階段を使わないと自分の住む8階には帰れないといった状態でした。
しかし、エレベーターホールの隅にあった階段は、昼ですら薄暗く、ドアも鉄製の重くて閉塞感のあるドアで、さらに階段で幽霊を見たという噂が絶えないので、大人ですらあまり階段は使いたがらないほど不気味な階段でした。

まだ小さかった私がどれ程の恐怖を階段に抱いていたかは想像に容易いと思います。

なので階段を使う時は猛ダッシュで8階まで駆け抜け上がり恐怖心を紛らわせていました。
たまに遊びに夢中になり、帰るのが遅くなってしまい、すっかり暗くなった階段を上るハメになった時には、半泣き状態で大声で母親を呼びながら8階まで駆け上ったのを覚えています。

782 本当にあった怖い名無し 2013/09/27(金) 05:41:37.78 ID:9sdwK5J60
そのうち知恵を付けた私は、上の階のボタンを木の棒などで押して、一人でエレベーターにて上り下りができるようになりました。

それまで階段が怖いという理由で必ず夕方のまだ明るい時間に帰っていた私でしたが、エレベーターを自由に使いこなせるようになってからは、ついつい暗くなるまで遊んでしまい、よく親に叱られていました。
その団地自体も同じことが言えるんですが、そのエレベーターはとても古く、すごく汚れていましたが、特にこれといった特徴もない普通のエレベーターでした。
あえて言うのなら、入って正面の壁の下の方に、ドアと呼ぶには小さな観音開きのフタがありました。
そのフタは普段鍵が掛かって開けることが出来ないのですが、
団地の住人が亡くなった時などには、そのままでは棺がエレベーターに入りきらないので、その小さなフタを開け一時的に奥行きを広くして、無理やり棺桶をエレベーターに入れるための言わば棺桶専用の空間に通ずるフタでした。
まぁそのフタがなぜ存在しているかなど当時の私は知っているわけもないので、特に気にしたこともありませんでした。

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