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225 本当にあった怖い名無し 2008/06/28(土) 02:39:27 ID:50mGz1iqO
金縛りに掛かりながら、俺はオシッコを漏らした。
太股に生温かい感触とアンモニアの臭いがツーンとした。
少女は石段からフワッっと浮き上がるように立ち上がり、スーっとこちらに向かってきた。
俺は心臓が口から出るほどドキドキした。
少女の顔、表情は怒りに満ちた感じで、目は見開き口は歯を剥き出し食い縛り、まるで野犬みたいだった。
少女が俺にぶつかる!ぐらいの時に、俺の後ろから
『キィー!キィー!キィー!』みたいな甲高い音がいきなり鳴り響いた。
と同時に、金縛りは溶け、少女も消えた。
振り向くと従兄弟が白目を剥いて、ヨダレをダラダラながしながら仰向けに倒れ、手足をバタバタしながら「キィー!キィー!キィー!キィー!」っと、叫んでいた。
その姿は、もう人間と思えないような感じで、俺は完全に腰を抜かし、「あ、あ、あ、あ、あ・・」ってなっていると、声を聞き付けた叔父さん(ジィちゃんの息子、従兄弟の親父)が駆けつけてきた

226 本当にあった怖い名無し 2008/06/28(土) 02:51:31 ID:50mGz1iqO
俺と従兄弟はすぐに病院に運ばれた。
病院に着くまで叔父さんが「バカタレが…アスコさ入っちゃダメだて何度もイットろうが…」とブツブツと涙ながらに言っていた。
俺は少女の幽霊を見た事と狂った従兄弟を見たショックで、体の震えが止まらず、声も出せなかった。
が、悲惨なのは従兄弟で、ずーっと「キィー!キィー!」と白目剥いて叫んでいた。
俺は1日で落ち着きを取り戻し、親にあの時の出来事を話したが、
「もう二度と思い出すな。忘れなさい。」と言われた。俺が言った話を肯定、否定など一切なかった。

病院から直で家に帰ることになった。

あれから十年以上経つが、従兄弟とはあっていない。親族の葬式や結婚式にも姿を見せない。
最近さりげなく親に聞いたが、やはりあれ以来少し精神がおかしくなってしまったようだ。

227 本当にあった怖い名無し 2008/06/28(土) 03:00:59 ID:50mGz1iqO
後日談だが、俺はずっとあの日の事が気がかりで、あの『木箱』の事を書物やパソコンで調べた。

が、あの鏡が『破魔の鏡』とか呼ばれる物で、悪霊や邪悪な物を寄せ付けない為の物、らしいのと、
あの箱は遺骨?という可能性があるのがわかった。

しかし、仏間があるにも関わらず、地下に、しかも開かずの間に幽閉してあることから、何らかの…

いや、これ以上はわからない…

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