この怖い話は約 3 分で読めます。

68 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/02 07:54
暫く「ズっズっ」とびっこを引く音をを後ろに聞きながら、鬱蒼と
した薄暗い山道を足の速い従兄弟に手を引かれながら駆け下りた。
途中1度大きく転んで、従兄弟はアゴ、俺はひざから出血したのを
覚えてる。従兄弟はもう一方の手に掴んでたエロ本をぶちまけたが
何冊かだけ持ち直しまた俺の手を掴んで駆け出した。
ほうほうの体で山を降り、爺ちゃんちまで逃げ帰ると、従兄弟は
縁側から大声で居間で相撲を見ていた爺ちゃんを呼んだ。
事情を聞いた爺ちゃんは途中で大体察したのか、「おい婆ちゃん、
酒と塩を持ってこい。こいつがオラガン?さんに見付かったぞ」
と婆ちゃんに向かって叫んだ。
台所で料理をしてた婆ちゃんは慌てて一升瓶と塩の入った甕を持って
きた。そして爺ちゃんは従兄弟にバリカンを家からとって来るように
伝えると、俺に服を脱ぐように言った。

69 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/02 07:59
言われた通りすっぽんぽんになった俺は裸のまま従兄弟が持って来た
バリカンでボウズにされた。そして日本酒を口に含むとぷはぁーっと
俺の顔に吐きかけ手ぬぐいでごしごしとぬぐった。
そして水を汲んできて頭からかぶせるとごしごしと婆ちゃんに全身
拭かれて、塩を全身にぱっぱとふられた。
婆ちゃんは俺の着ていた服と髪の毛を、従兄弟が持ち帰ったエロ本
と一緒に焼却炉で燃やすと家の中に入ってった。
「よし、これでよか。母ちゃんは○子(妹)を連れて福岡(市)まで
出ていっちょるからお前は今日はもう寝れ」といわれた。
怖いと言うよりも、大変な事をしてしまった?とか母ちゃんに怒られる
のかな?と頭の中がグルグルしてた俺は言われるがままに婆ちゃんの
敷いた布団に入って寝た。
よく朝早く起こされると予定を切上げ母ちゃんは俺と妹を連れて横浜の
家に帰った。俺は神社での出来事をいつ聞かれるかとビクビクしてた。
母ちゃんは事情を知っているようだったが結局俺には何も教えてくれなかった。

70 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/02 08:00
それから数日の間、夏休みが終る頃位まで?耳鳴りが続いたが、
体調には別に異常は無かった。夏休みが終る頃には耳鳴りもやんだ。
そして新学期が始まりボウズになった俺はクラスメイトに笑われた。

以上、あまり怖くないし(俺自身がそんなに怖くなかったし)、落ちも無い
けど覚えてる限り本当の話です。方言や名称は適当ですが。
以前この板で見た某話(めくらの女の人が廃墟から首を出して云々)に
そっくりなので自分でも驚いてます。
あとこの話は俺の体験ネタとしてよく人にも話して聞かせるので
知り合いには俺が特定されちゃうかも。それはやだなあ。(W

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