透明の電車

この怖い話は約 2 分で読めます。

その日以来、終電後の電車の音は一度も聞かないまま、オレ達家族は社宅を引っ越した。

すべて謎だらけ。というより、下手に詮索したくなかったのが本音。

 

この出来事、実は最近思い出した。
きっかけは写真。
今のオレの実家は、とある事情により、また引っ越しをした。
荷物の整理をしていて、アルバム発見。
お決まりのように、昔話に華が咲いた。
大量の写真の中に、長く暮らしたあの社宅と、その周辺の風景の写真を見つけた。その中に、あの高架線の写真があった。全部で12枚。すべての写真が全く同じ。アングルから何から何まで。まぁ焼き増ししたモノだろうケド。

…何の為に?
家族全員覚えなし。
思い出したのはあの日の出来事。オレと母。

社宅は取り壊されたケド、あの高架線は今も健在。もう見たくないケド。

長文のお詫びと、読んでくれた方への感謝を申し上げます。では。

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