Categories: 洒落怖

この怖い話は約 2 分で読めます。

昨日の晩のことだ
晩酌してる途中の8時頃、ものすごく眠くてしかたがなくなったんだよ
どうにも目を開けていられないから、そのことを女房に言って一人で寝室に行き爆睡した
どのくらい眠ったかわからないけど夜中に目が覚めたんだ
目が覚めたというか、むりやり何かが俺を泥の底から引っ張り出そうとしている感じで
起きなきゃやばい気がしたんだ
それでもまぶたがくっついていたんで、力を入れて目を開いた
そしたら天井にちかっと薄緑の閃光が見えたんだよ
「えっ」と思って横を見たら、ベッドの脇に女房が立ってて
手に何か細長いものを持ってたんだ 
その先端がバチバチッという音を立てて光ってた
よく動かない体を動かしてベッドのライトをつけた

そしたら女房が電気のコードにタイマーみたいなものがついたのを右手に持ってて
その先のむき出しの銅線が触れ合ってスパークしてたんだよ
それとなぜか俺の布団がめくれて
しかもパジャマがはだけて胸がむき出しになってた
「お前、何やってるんだ」って女房に聞いたら
「あ、今寝るとこだけど、料理用のタイマーが壊れてる感じがしたので調べてたの
 明日の日曜は豪華な晩ご飯作るから」こう言った
なんだそんなことかと思い
「んなの俺が明日見てやるよ にしてもコードつきのタイマーとか家にあったっけか」
こう答えたところで、また強烈な睡魔が襲ってきて
パジャマを直して布団をかけて寝てしまったんだよ

bronco

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bronco

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