洒落怖
まとわりつく女

この怖い話は約 4 分で読めます。

下らない話と思うかもしれない、頭が悪いし文才も無いだから長い、それでも良かったらでいい、読んでくれ。
では始める。

数ヶ月程前の話になる。

俺が現在住んでいる場所は、九州北部の田舎町だ。
生まれも育ちもずっとこの町で、娯楽は無いが静かで、緑がいっぱいな良い所だ。

今現在も当時も俺は彼女と一緒に住んでいる、その彼女と喧嘩し、カッっとしてしまい、外に飛び出したのが事の始まり。

たわいのない事で始まり、大きくなり、お互いに言い分も聞かず、罵り合う中、俺は言い争いに嫌気が差し家を飛び出した。
家から出てしばらく歩いていると頭が冷えたのか急に冷静になり「飛び出す事でもなかったなー」と思ったが今帰っても格好がつかないし、幸い実家がそう遠くないから、そのまま歩いて実家に戻ろうと思い、実家へ向け歩き始めたんだ。

395 本当にあった怖い名無し 2012/08/13(月) 18:08:10.35 ID:E3O1NCwF0
いつも車だし、たまには歩くのもいいなとか思いながら、バイパス外れの街灯もさほどない歩道を歩いていると、10メートル先位に人影が見えた。
「こんな時間に散歩?」と思ったが、気にせず歩いていると何故か妙に鳥肌が立った。
歩きで軽く汗かく位だし、寒いわけじゃないのに鳥肌は収まらなかったんだ。

そんな妙な感じを余所に人影との距離はどんどん縮まっていた。
多分鳥肌もそれが関係してたんだと思う、今考えるとだけどね。

人影に近付くにつれ、髪の長さで、何となくそれが女だと思った。
「こんな夜中に女性一人で?」と思ったが、此処にも深夜徘徊してる男がいたので考えない事にしたw
そうこうしてる内に女性との距離は詰まり、女性に近付くにつれて誰かと話しているような声がするのに気付いた。
「電話かな?」と思ったが、そんな素振りはないし、夜中にこんな所でブツブツ言ってるなんてホラー以外の何物でもない。
軽く不気味な状況に気味悪くなった、ビビりな俺は再度歩きだした、早歩きで。
そして女性との距離が詰まるにつれ話している声が少しだがはっきり聞こえてきたが、それが変だった。
何と言うか、録音された声を再生してる感じだ。
「この女の人が喋ってるんか?」と思いながら見ていると録音されたような声が急に大声に変わり、体をくねらせ始めた。
俺はウオッとなりながらも「大丈夫ですか?」と駆け寄ろうとしたがその異様な姿に硬直した。

396 本当にあった怖い名無し 2012/08/13(月) 18:08:55.67 ID:E3O1NCwF0
他に言いようがない位に異様だった、暗いから顔は見えないが、髪はボサボサ、肩らへんがモコッとなった、腰が絞ってある白いワンピースらしき物を着てるんだけど、ワンピースの所々に黒いシミがついてた。

近くに精神病患者の施設があるし、もしかして逃げ出した?とか思うと怖くなり、声をかけるのも躊躇われ、足早に女の前を通り過ぎようとした。(結構そんな事があった)
でもやっぱり好奇心って凄いもんでチラッと横目で見ちゃったんだよね。

見た瞬間に物凄く動悸が激しくなったのが分かった。
やっぱり普通じゃなかった、というより異常だった。
真っ黒だった、暗いからとかじゃなく、目以外は塗り潰したように黒く、耳元には有るべき物が無かったように見えた。

思わず「ウオワァ」と叫んだ瞬間、女はゆっくりこちらを振り向いた。
少し遠くから照らす薄暗い街灯の明かりが女の顔を照らしたが、やはり見間違いとかではなかった。
金縛りとかではないが、体が小刻みに震え動けなかった。
しばらく向き合った状態になったが、見る見るうちに女が顔を歪ませた。
俺を見ながら笑った気がした。

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