この怖い話は約 2 分で読めます。

もう一瞬で目が覚めて起き上がり電気を付けたら、横でTもハァハァ息切らしながら上半身起こしてんの。
目だけでTに「見た?」って聞いたら真っ青な顔で「うん、うん」って。
電気付けたまま、2人とも暫くボーッとしてた。
なるべく帽子の方を見ずに朝まで過ごして、少し空が明るくなったところで俺の車であの家に向かった。

運転してる最中、緊張しまくりで、制限速度よりも遅いスピードで進んだ。

昼間に改めて来ると家そのモノはそこまで迫力ある様に見えなかった。
それでも流石に家の中に入る気は起きず、以前入った窓から中に帽子を投げ入れた。
縁側の上に、来る途中で買って来たお菓子とジュースを供えて、手を合わた後、2人して腹から声を出して「すいませんでしたーーーー!」と思いきり頭を下げた。

この後はTも俺も夢を見ることも事故も無く、今に至ります。
以上。長々とここまで読んでくれた方、感謝。

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bronco

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