この怖い話は約 3 分で読めます。

273 名前:血の霧サウナ(コピペ) 投稿日:03/08/14 08:54
半年程サウナで働いていた時期がありました。サウナは死亡事故がかなり多いです。
月1くらいで遭遇します。

怖い人と、帰れなくなったリーマンが主な客層でした。死ぬのは酔った日雇いばかりなので死人が出る度に「身元不明」の無縁仏として警察が引き取りに来てました。

サウナは常連が多いのですがロクな客がいないので、客が死んでも「仕事増やすんじゃネーヨ」
程度のリアクションだったのですが今でも強烈に頭に残ってる事故が一つあります。

私がバイトとして働き始めて少しした頃、ちょっと雰囲気が違う客が居る事に気付きました。
そのオヤジは色白で50歳前後で身長およそ150cm、体はガリガリで歯槽膿漏臭がプンプンしていて、小脇にはボロボロのホモ雑誌を所持というなんとも不思議な生き物で、逮捕されても絶対に文句を言えない完璧ないでたちでした。

そいつはチョコチョコと店内を小走りしながら動き回って、仮眠してる客のタバコを盗むという変なクセの持ち主でした。
しばらく動き回って自分のソファーに戻っては盗んだタバコを吸うといった繰り返しなので、そいつの前の灰皿はメンソールからテンダーまで色んな吸殻が入っていました。中には気付いてる常連もいて、タバコに七味を仕込まれて死にそうになってる時もありました。

274 名前:血の霧サウナ(コピペ) 投稿日:03/08/14 08:55
そのオッサンの顔がまた酷く恐ろしい顔で、顔は小さく、目は物凄く大きくつり上っていてテクノカットでサラサラヘアーで頂上ハゲという「スポック船長」と「カッパ」を足して2で割ったような顔なのです。

「妖怪大百科102ページ」というニックネームを持ったそいつはかなり他の常連から嫌われていました。
ある日、いつも通りの時間に来店して相変わらず人のタバコをくすねていたそいつが風呂に向かいました。

私が風呂場に見回りの為に入り、少しして私が風呂場から出てきた時にちょうどすれ違いました。その時にふとそいつを見ると、なにかがお尻に付いていました。

「こいつウンコ漏らしたのか?」と一瞬思ったのですが、匂いもないので「まぁいいか」と思って私はそのまま仕事に戻りました。

そして15分後に新人の同僚が見回りに行った時に事件は起きました。

しばらくすると、ひどく慌てた新人が「スチームサウナの中で、人が!人が!」
と言いながらフロントにいる私の方に走ってきました。「どうしたの?」と言うと
「風呂場に来て下さい!」
とすごい形相で言うので行ってみると、なんと、あの「妖怪大百科…」
がケツから50cm以上も腸を出してサウナの中の出入り口付近に血だらけで倒れていたのです!
巻き上げられるスチームに血が混ざりサウナの中は真っ赤になっていました。
とてもドアを開けられる状態ではありません。そして私はその時フと思いました
「さっき見えていたのはウンコじゃなかった!」「あれはコイツの腸だったのだ!」
「あの時気付いて退場させてればこんな事にはならなかったかも知れない…俺のせいで…」
しかし「ド肝を抜かれる」とはまさにこの事です。10畳程度の広さでガラス張りのサウナの中は

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