この怖い話は約 3 分で読めます。

622 本当にあった怖い名無し New! 2009/10/04(日) 21:27:56 ID:mgqhmySCO
怖い話というか質問いいですか?普段はオカ板見ないんでどこに書き込めばいいのか分からないのでこのスレをお借りします。
先月祖父が逝去し祖父が自室として利用していた部屋を兼かねた蔵を父と一緒に整理していたんですよ。
お恥ずかしながら悪い意味で古い家なもんで倉も老朽化が激しく、この機会に蔵を取り壊して新しく小屋を建てて中にある物をそちらに移そうという話になりました。

まあ蔵の中にある物は着なくなった祖母の着物や毎年おかんが作ってる梅酒他、オカ板とは全くかけ離れた物ばかりです。
中の物を座敷に運ぶ作業も滞りなく進み、先週木曜日には蔵の取り壊してが始まったのですが、作業が始まってすぐに現場監督さんが母にまだ運び終わってない物があると言ってきたみたいなんです。

自分が仕事から帰ってきてから母からそう言われ、そんなはずはないと確認しに行くと、ショベルカーで壊された部分に幅40cm、縦2m、奥行き1m位の部屋とも言えないような隙間があったんです。
押し入れのようなスペースと壁との隙間にあったその小部屋?は出入り口もなく、当然自分もそんな場所があるとは知らなかったので驚きました。

626 本当にあった怖い名無し New! 2009/10/04(日) 21:58:30 ID:mgqhmySCO

中には何かまだ物が残っているという事でしたが既に日も沈み暗くなっていて足元も見えないような状況です。
そんな状況で自分の勝手な判断で蔵に入り壁が崩れでもして怪我をしたりしたら色々迷惑がかかると思い父の帰宅を待つ事にしました。
九時過ぎに父が帰宅し、その小部屋?の事を話すと、どうやら父も知らないようでした。
とりあえず中の物だけでも確認しようかという話になり、かなり古い蔵だしもしかしたら蔵を建てた先祖が隠した隠し財産か!?なんて冗談を言いながら懐中電灯を持って父と蔵に向かいました。

二人で蔵の外からショベルカーが壊した壁をのぞき込むと、中には30cm×30cm×30cm位の漆塗りのような色合いの箱が置いてありました。
遺骨…それが自分の第一印象でした。
父もあまりいい感じを受けなかったらしく、どうしようかと相談した結果、このままにしておいても蔵の取り壊しの邪魔になるだろうからとりあえず箱を出そうという話になりました。
崩れかけの壁に気を向けながら小部屋?に入り、箱を座敷に運び出しました。
…実は座敷まで運ぶ間、この箱何なんだろうな?と笑っている父には言いえせんでしたが、自分が持っているこの箱は明らかに普通じゃない物だ、と直感で感じました。

霊感なんて全く無いと自信を持って言える自分がこれだけ何かを感じるくらいだから余程だと思います。
座敷の襖を開き、漸く箱を置き、妙に疲れたのでその日は夜更かしもせずにすぐに寝ました。

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